FC移動スーパー「とくし丸」が長野県に出店、過疎地への需要を狙う(7/25)
徳島県に本社をおき、全国展開をするフランチャイズ移動スーパーの「とくし丸」が、長野県信濃町に初出店、7/23に運行を開始しました。長野県ではすでに7か所めで、山間部や過疎地が多くある同県で、買い物弱者や高齢化社会への対策として、今後、需要がさらに高まると予想されています。
古き良き日本には御用聞きというのがどの町にも必ずありました。現在は大手スーパーなどの進出により、自然と聞かなくなってしまった言葉ですが、「とくし丸」は地域に暮らすお年寄りの御用聞きとして、対面販売だけでなく訪問販売も行い、孤立しがちなお年寄りを見守る役割も担っています。
また地域の個人商店との共存を目指し、半径300メートルには立ち入り禁止としています。潰しあいをせずに、地域社会にゆるやかに存在しながらも、ヒューマンネットワークとして、顧客一人一人と繋がりをもち、地域活性化の一躍を担いたいと考えています。
顧客あっての商売ですが、あくまで主役は販売パートナーといわれている、「とくし丸」のオーナーや販売担当者です。「とくし丸」では販売パートナーの利益をあげる上で、季節にあった商品の情報を提供提供したり、効率のいい売上を目指すための顧客情報を提供し、オーナーや販売パートナーが働きやすい環境づくりを大切にしています。
今後、高齢化が進むなかで、フランチャイズ移動スーパー「とくし丸」は、地域の御用聞きとしての役割を共に担うオーナーを募集しています。移動スーパー車両「とくし丸」を所有してもらい、地元で提携しているスーパーなどが取り扱う商品の移動販売を行います。
拠点となるのは地元スーパーなので、その協力のもと仕入れはゼロとなり、商品のロスを心配せずに安心して販売がおこなえます。フランチャイズ移動スーパー「とくし丸」は地元スーパーの販売代行ともいえるサービスですね。
地域に根ざし、買い物弱者の暮らしを支えるサポートを提案する「とくし丸」の活躍が、来たるべき高齢化社会にどのようなプラスをもたらすか、期待が集まっています。
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