牛丼のフランチャイズチェーン「松屋」がロシアに初出店(6/21)
牛丼等を提供する飲食店「松屋」のモスクワ第一号店が6/19に開業しました。ロシアでは初出店になり、フランチャイズ店舗となります。店舗の運営するのは北海道銀行が出資している北海道総合商事です。
松屋を運営する松屋フーズホールディングスグループは牛丼をはじめとした飲食店のフランチャイズチェーンを複数展開しています。国内の店舗数は1169店舗、海外への出店は15店舗です(2019年3月末現在)。松屋フーズホールディングスグループでは新たなる出店先として国内のみならず、海外へ向けた開業を視野に、グローバル化を積極的に進めています。また、松屋というと牛丼の飲食店というイメージがありますが、とんかつを売りにした飲食店「松乃家」や鮨の「すし松」など多数の業態で展開しています。
モスクワ1号店「松屋メンデレーエフスカヤ店」のフランチャイズ店舗を運営する北海道総合商事は本社を札幌におき、東京にも支社がありますが、子会社をロシアに2つおいており、ロシアとも強いパイプをもっています。北海道総合商事は地元北海道の農畜水産物や工業製品など、北海道の産業を海外市場へ売り込み、開拓させることで、北海道の産業の活性化を目指している企業です。北海道とロシアは気候風土が同じで、北海道ブランドが確立されている中国をはじめとしたアジア圏の市場に大きなビジネスチャンスを見据えています。
今回、モスクワ初出店となったフランチャイズ飲食店「松屋」は、ビジネス街に店舗がおかれ、オープン初日から賑わいをみせています。ビジネスのチャンスを海外に求めて、グローバル時代の新たなモデルを作ろうとする、松屋フーズホールディングスや北海道総合商事のこれからに目が離せません。また、モスクワ初出店ですが、直営店ではなくフランチャイズ店を展開するというのも興味深いですね。
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