シナジー効果とは・意味
シナジー効果
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
シナジーとは、相乗効果のことで、それぞれの事業において連携することでマイナス面を補ったり、それぞれの強みを活かしてメリットを増幅させたりすることです。
事業を行う上で、関連性のある商品やサービスを一緒に取り扱う方が収益性のある、また効率の良い経営を行うことができる場合があります。
例えば、スーパーマーケットの例を挙げると、食料品というカテゴリーでは、「肉・魚・野菜・飲料・調味料など」、生活必需品というカテゴリーでは「食料品、日用品、家庭用品」を一つのお店で購入することができます。一つの店内にあることで、それぞれの商品が関連性のある商品との相乗効果を生み出し、「ついで買い」などの購買に繋げることが可能となります。そのため、お店全体での売上向上に結びつけることができます。
フランチャイズにおいても、コンビニエンスストアの加盟店の前身が酒屋であったことが多いのは相乗効果をもたらすことが可能であったからです。酒の販売免許を保有する酒屋であったからこそコンビニエンスストアにおいても酒販売を行うことが可能となりました。また、フランチャイズ本部のブランド力や商品販売力、ノウハウを生かして加盟店で販売していくこともフランチャイズ本部と加盟店とのシナジー(相乗効果)の一つです。
シナジーと同じようなの用語に「範囲の経済」があります。
範囲の経済とは、異なる複数の事業の共有可能なコストを一元化することにより、企業全体のコストを下げ、経営の効率化を図ることを指します。例えば、スーパーマーケットを経営する会社がその仕入力と配送する手段を生かして、八百屋の出店を行う、ということが考えられます。スーパーマーケットでの仕入と配送にかかるコストを共有することで、経営の効率化を図ることになり範囲の経済が有効に働くことになります。
起業を考える場合においても、相乗効果や範囲の経済の概念を考慮に入れて事業を行なうことは重要です。
起業後に自社内のみでのシナジー(相乗効果)を発揮することが難しいのであれば、他社と協力して、他社の製品やサービスを生かしたシナジーを生み出すことも可能です。そうすることによって、お互いにWin-Winの関係を構築することも可能となります。
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