フランチャイズ 店舗数5年間伸び率ランキング|2018年最新版
2013年度から2017年度のフランチャイズの業種別店舗数伸び率をランキングにしました。1年間ではなく5年間という長いスパンでの各業種の成長率が一目でわかるように作っています。もちろん最新の数字を知ることも大切ですが、フランチャイズの契約期間は3年~5年ということが多いので、中長期の傾向を見るという意味で役に立つランキングかと思います。
この記事では業種別の店舗数5年間伸び率ランキングを掲載していますが、最新のフランチャイズ本部別の店舗数ランキングはこちら をご覧ください。
フランチャイズ全体:103.9%(+10,976店舗)
小売業:107.9%(+8,048店舗)
飲食業:101.5%(+871店舗)
サービス業:102.2%(+2,057店舗)
店舗数5年間伸び率では小売業、飲食業、サービス業の三大業種ともに増加しており、フランチャイズ全体では+10,976店舗で103.9%という結果になりました。
107.9%と最も大きな伸びを見せた小売業ですが、2位の宅配販売・通信販売・無店舗販売が114.9%、3位の自動車・自転車関係小売りが110.2%、4位のコンビニエンスストアが109.6%、5位の衣服・靴・身の回り品小売りが108.5%とトップ5までに4業種がランクインしており、その強さを見せています。小売業首位の宅配販売・通信販売・無店舗販売はインターネット上での商品売買が浸透してきた影響でしょうか。また、3位の自動車・自転車関係小売りは近年の自転車人気の高まりや、電動自転車の普及により自転車小売りは伸びましたが、車離れの影響もあり自動車小売りは売り上げが減少したようです。
全体で店舗数が減少したのは9業種で、この中の5業種を飲食業が占めました。飲食業では特に消費者の嗜好の変化や飽きも早いため、新たな客層の取り込み、新たな立地への出店を図り新業態開発に力を入れるなど試行錯誤がなされています。また、近年海外展開を進めるチェーンが増えてきており、業績が良いものも目立つので海外展開を基盤とする企業が増えるのではないか、とJFAは予想しています。カレー・牛丼・各種丼物は2013年の業種名は「カレー・牛丼」でした。その名前の変化からもわかるように各種丼物に含まれる天丼やカツ丼なども好調なようです。
サービス業では首位が8位の住宅建築・リフォーム・ビルメンテナンス(107.5%)で次に続くのは14位の自動車整備(104.1%)となりました。このあと14位から18位まではサービス業が続きます。一番減少しているのは27位のレジャーサービス・ホテルの94.4%で売り上げも減少しており苦戦をしているように見えますが、最新の2017年度の統計では訪日外国人の増加の影響もあり店舗数は減少しているものの、売上高が増加を見せて平均店舗売上高の伸び率ではなんと1位になっており、今後注目の業種と言えそうです。
伸び率でなく、増加した店舗数で見ると一番大きいのはやはりコンビニエンスストアで、+5,054店舗となっています。既に街中でどこでも見かけるコンビニですが今なお店舗を拡大しているということがわかります。
この記事では業種別の店舗数5年間伸び率ランキングを掲載していますが、最新のフランチャイズ本部別の店舗数ランキングはこちら をご覧ください。
今後もフランチャイズの業種別5年伸び率ランキングを公開していくのでお楽しみに!
・店舗数5年間伸び率ランキング
(2018年版 フランチャイズ-業種別ランキングはこちら)
【最新版】統計からのフランチャイズいろいろランキング
presented by みんコレ!起業・独立・開業なび