フランチャイズ 売上高5年間伸び率ランキング|2018年最新版
2013年度から2017年度のフランチャイズの業種別売上高の伸び率をランキングにしました。1年間ではなく5年間という長いスパンでの各業種の成長率が一目でわかるように作っています。もちろん最新の数字を知ることも大切ですが、フランチャイズの契約期間は3年~5年ということが多いので、中長期の傾向を見るという意味で役に立つランキングかと思います。
この記事では業種別の売上高5年間伸び率ランキングを掲載していますが、最新のフランチャイズ本部別の高収益ランキングはこちら 、またフランチャイズ本部別の月坪売上ランキングはこちら をご覧ください。
フランチャイズ全体:107.0%(+ 2,082,489百万円)
小売業:110.5%(+1,730,978百万円)
飲食業:104.0%(+160,965百万円)
サービス業:106.4%(+190,545百万円)
売上高5年間伸び率も三大業種ともに増加で、フランチャイズ全体でも107.0%の成長となっています。その中で一番大きく成長しているのが小売業の110.5%です。しかも、その増加した売上高は約1.7兆円と、飲食業・サービス業の約10倍という圧倒的な数値です。
そしてその数値を大きく押し上げているのはやはりフランチャイズ階の巨匠、コンビニエンスストアで、2017年度はコンビニ単体で約11兆円売り上げており、JFAの統計調査でも小売業の下に特別に(うちCVS)という項目が設けられているほどです。普通に生活しているだけで毎日何店舗も見かけるコンビニですが、もちろん何もしていないわけではなくATMの設置、イートインエリアの設置、カウンターコーヒーや店内調理による中食の充実、カウンターでの公共料金等の支払いや宅配便との連携など、常に消費者の需要を見極めた上での競争力の維持・向上が功を奏していると言えるのではないでしょうか。
売上高5年間伸び率の1位はコーヒーショップ、2位はラーメン・餃子と飲食業が二つ並びました。飲食業でそれに続くのは店舗数ランキングでも紹介した6位のカレー・牛丼・各種丼物でした。コーヒーショップはカウンターコーヒーを設置したコンビニとの差別化を図るために、大手チェーンの積極的な改装による上質な飲食空間や、メニュー開発などに力を入れることにより消費者の心を掴み店舗数、売上高共に5年間伸び率でトップとなりました。今後の成長にも期待です。
サービス業を見ていくと、11位の学習塾・カルチャースクールは少子化の影響が懸念されていますが、子供1人あたりにかける教育費の増加もあり英語やプログラミングの必修化に備えるための幼児・子供向けや、個人指導に特化した内容で毎年堅実に売り上げを向上させています。12位の住宅建築・リフォーム・ビルメンテナンスは5年で見ると成長率は108.1%の伸び、最新の2016-2017年の1年間では103.1%の伸びで5位にランクインしています。2014年の消費税率8%への引き上げでは駆け込み需要や、逆にその後の売り上げの落ち込みもありましたが、ここ最近は日本の高齢化に伴うリフォームの需要による影響で好調なのかと思われます。また、2020年のオリンピックに向けた需要もあるかもしれません。
この記事では業種別の売上高5年間伸び率ランキングを掲載していますが、最新のフランチャイズ本部別の高収益ランキングはこちら 、またフランチャイズ本部別の月坪売上ランキングはこちら をご覧ください。
今後もフランチャイズの業種別5年間伸び率ランキングを公開していくのでお楽しみに!
・売上高5年間伸び率ランキング
(2018年版 フランチャイズ-業種別ランキングはこちら)
【最新版】統計からのフランチャイズいろいろランキング
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