フランチャイズ 平均店舗売上高5年間伸び率ランキング|2018年最新版
2013年度から2017年度のフランチャイズの平均店舗売上高の伸び率をランキングにしました。1年間ではなく5年間という長いスパンでの各業種の成長率が一目でわかるように作っています。もちろん最新の数字を知る事も大切ですが、フランチャイズの契約期間は3年~5年が多いので、中長期の傾向を見るという意味で役に立つランキングかと思います。
この記事では業種別の平均店舗売上高5年伸び率ランキングを掲載していますが、最新の フ ランチャイズ本部別の月坪売上ランキングはこちら 、フランチャイズ本部別の低リスクランキングはこちら をご覧ください。
フランチャイズ全体:102.1%
小売業:100.1%
飲食業:102.5%
サービス業:103.7%
フランチャイズ全体での平均店舗売上高5年伸び率は102.1%となりました。
小売業は0.1%の微増となっていますが、全30業種の中でのトップは115.9%を記録した各種食料品小売でした。この各種食料品小売には食肉小売、鮮魚小売、野菜、果実小売、米国類小売、酒小売などが含まれます。この各種食料品小売は店舗数5年伸び率では最下位の92.2%で減少、また、売上高5年伸び率では14位の106.9%と増加していることから店舗数は減少していますが、残っている一部の店舗が大きく売上に貢献した結果、平均店舗売上高が増加しています。また、業務スーパー、スーパーマーケット、ホームセンターが含まれる各種総合小売りは店舗数、売上高共に順調に伸ばしており平均店舗売上高でも108.9%で4位にランクインしています。
平均店舗売上高5年伸び率の下位は小売り業の自動車・自転車関係小売り、家具・家電・家庭用品関係小売り、宅配販売・通信販売・無店舗販売が、飲食業では持ち帰り寿司・弁当店、居酒屋・パブ、中華料理店がランクインしています。宅配販売・通信販売・無店舗販売は店舗数では2位の伸び率を見せていましたが、売上高で25位という結果だったことから店舗数は大きく増えているものの、売上高が付いてきていない状態と読み取ることができます。
サービス業では上位から3位:リース・レンタルサービス(109.2%)、7位:DPE・印刷・コピーサービス、8位:学習塾・カルチャースクールまでが10位以内にランクインしており、他の業種は17位~24位に固まっています。サービス業は仕入れ代が安価なことが多いので収益率としては高くなる傾向にあります。逆に言えば平均店舗売上高で上位にランクインしていたとしても小売業や飲食業の利益に関しては売上高から大きく仕入れ代が差し引かれることになるため、考慮する必要があります。
全体で見て30業種中22業種が5年間で増加に転じているというのはフランチャイズの加盟を検討している方にとっては明るいニュースであることは間違いありません。しかし一方で人件費や原材料などのコストが上昇していることも確かです。それらのこともしっかりと考慮して各本部の情報を見比べていきましょう。
この記事では業種別の平均店舗売上高5年伸び率ランキングを掲載していますが、最新のフ ランチャイズ本部別の月坪売上ランキングはこちら 、フランチャイズ本部別の低リスクランキングはこちら をご覧ください。
今後もフランチャイズの業種別5年間伸び率ランキングを公開していくのでお楽しみに!
・平均店舗売上高5年間伸び率ランキング
(2018年版 フランチャイズ-業種別ランキングはこちら)
【最新版】統計からのフランチャイズいろいろランキング
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