粗利分配方式(ロイヤリティ)とは・意味
粗利分配方式(あらりぶんぱいほうしき):ロイヤリティ
カテゴリ:フランチャイズ・代理店
粗利分配方式とはロイヤリティを本部へ支払う際に用いる計算方法の1つです。主にコンビニエンスストアが採用していることが多い方式になります。ここではその仕組みと計算方法についても説明したいと思います。
いざ独立開業をするときの参考値としてロイヤリティを目にすることは多いと思います。本部によってその設定方法は様々です。まず、“粗利”とは売上高から売上原価(商品の仕入れ額、もしくは原材料費)を差し引いたもので、会計用語では“売上総利益”といわれているものです。その粗利に対して契約で決められた比率を掛け合わせてロイヤリティの金額を算出します。
計算式は以下になります。
〔売上(円)― 売上原価(円)〕×ロイヤリティ比率(%)=ロイヤリティ(円)
基本的には粗利に対して各本部が設定した一律のロイヤリティ比率を適用していますが、契約の内容によっては粗利金額によって比率が変わる方式で契約する場合がありますので以下に例を挙げます。
(例)
粗利:200万円未満は比率55%
粗利:200万円以上350万円未満は比率65%
粗利:350万円以上500万円未満は比率70%
粗利:500万円以上は75%
各本部によって設定しているロイヤリティ率や別途条件が違うため確認が必要です。
また、一概にロイヤリティが高いからといって悪いと判断することは危険です。ロイヤリティが高い分、運営資金の補助や開店後のフォローが手厚いといった内容も契約に含まれている場合がありますので様々な条件を総合的に比較して独立開業に向けて進んでいきましょう。
ロイヤリティについてもっと詳しく知りたい方は「フランチャイズのロイヤリティに関する【7つの疑問】を徹底解説!”Royalty”と”Loyalty“のどっちが正しい!? 」をご覧ください。
その他のロイヤリティ算出方法
・粗利分配方式
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