京都府の農家「小林ふぁ~む」がトマト栽培のフランチャイズを開始【5/8】
京都府福知山市で夫婦でトマト栽培を行っている「小林ふぁ~む」(小林加奈子社長)が、今年の春からトマト栽培のフランチャイズ事業を開始しました。背景には、昨年自然災害で被災し、思うようにトマトが収穫できなかった経験に基づいて、ともにトマト栽培に励む契約農家を募集するということです。現在福知山や与謝野の農家ら6軒が取り組んでいます。
小林ふぁ~むは、2018年3月に設立され、山の湧水、澄んだ空気、昼夜の寒暖差など自然豊かな福知山の環境と気候を生かしてお米や野菜を作っている京都府福知山市の小さな農家です。自分たちが作ったお米や野菜を自分たちの手でブランディングし販売したいと考えており、ただお米や野菜を売るだけでなく消費者が農業に参加できる仕組みを目指して運営しています。畑では主にトマトを育てており、人気の秘密は無農薬、無化学肥料で育て、完熟のものをもぎたてで直送する「かなこ農法」で栽培していることです。
フランチャイズ事業は農家の規模の拡大や自然災害によるリスクを避ける目的で展開されます。契約農家は在宅で仕事ができるため、子育てや介護を行っている人も対象にしています。生産にかかるのは5月から8月までの期間で、小林ふぁ~むではトマトの栽培方法を説明し肥料やミネラル、苗の提供、生産サポートなどをきめ細やかに行うとしています。フランチャイジーになるにはハウスを持てることが必須条件で「かなこ農法」で栽培を手掛けることになります。
京都府福知山市の農家でトマト栽培のフランチャイズ事業が開始したというニュースです。農業のフランチャイズとは耳に新しいのではないでしょうか。フランチャイジーが各地方に増えることで安心安全でおいしく食べられるトマトが全国に広がってくれることを期待したいです。
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