ナレッジ経営とは・意味
ナレッジ経営
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
ナレッジ経営とは、企業が保有する独自の知識やノウハウを創造・共有し、活用していくための仕組みを構築して経営することです。また、ナレッジとは、企業などの組織にとって有益な知識やノウハウ、経験など付加価値をもたらす情報のことを指します。
IT技術の進化などにより、場所が離れていても自社内で組織的に培われた知識や方法、ノウハウを共有することが可能となり、それらを活かすことで他社にない優位性を築くのがナレッジ経営の目的です。ナレッジ経営の考えでは、オンラインやリアルで社員同士がコミュニケーションを取れる場を積極的に設けることによって、より効率的に知識や方法、ノウハウを収集・共有することが可能となります。
ナレッジ経営のメリットとして、
①社員のスキルアップやスキルの安定化に役立てることができる
社内に蓄積された知識や方法、ノウハウを社内全体で共有することで、その知識や方法、ノウハウを各社員にフィードバックすることができます。
また、社員の退職や休職時においても、社内の業務の質を落とさずに業務を遂行することができるようになります。
②業務の効率化を図ることができる
社内で蓄積されたナレッジを基に、例えば社内のPCのファイル共有機能を活用して、社内ドキュメントを有効に活用することが可能となり、FAQ機能などで収集したナレッジを基にマニュアルを作成することができます。また、経験豊富な社員の資料やデータを活用することで、業務の効率化を図ることができます。
③業務や顧客対応の質を向上させることができる
社内で蓄積されたナレッジを基に改善策を図り、業務の質を高めていくことができます。例えば、カスタマー部門から集められた顧客の意見や感想、クレームを基に顧客対応の改善に繋げることが可能となります。
反対にデメリットとしては、日常の業務の多忙さからナレッジの蓄積に時間を割くことができず、社内で浸透しない可能性があります。成果主義を取り入れている企業では、ナレッジの提供に非協力的な社員が存在し、成果に繋がる知識やノウハウの共有が困難になる可能性もあります。
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