【1/18】「サブウェイ」のフランチャイズ店を運営する(株)エージー・コーポレーションが破産
東京商工リサーチによると、サンドイッチチェーン「サブウェイ」のフランチャイズ店舗を運営する株式会社エージー・コーポレーション(東京都品川区、森岡篤史代表取締役社長)は、1月16日、東京地裁から破産開始決定を受けました。
エージーコーポレーションは、「子供からご高齢の方まで老若男女すべての方が楽しんでいただけるお店作りを目指している」企業で、関東地方を中心にサンドイッチチェーン「サブウェイ」のフランチャイジーとしてピーク時には20店舗ほどの店舗を展開し、ほかにもステーキ店のフランチャイズ展開なども手掛けていました。最近では「サブウェイ」の不振に伴いチーズケーキチェーンや牛タン専門店などの新たな業態に参入していましたが、新規出店にかかる費用や人件費等の負担が重く、厳しい状況が続いていました。
「サブウェイ」の国内店舗数の推移を見てみると、ピーク時の2014年夏には約480店の店舗がありましたが、その後減少が続き現在では約280店舗まで減っており、4年半で200店舗も減ったことになります。
「サブウェイ」はアメリカ発祥のファーストフードチェーン店で、人気の秘密は自分の好みでサンドイッチのパン生地や具、ソースを選ぶことができることです。手軽においしくたっぷりの野菜が食べられるため、特に健康志向の消費者を中心に人気がある飲食店です。
日本サブウェイ広報によると、エージーコーポレーションの運営する合計9店舗に関しては全店一時休業の措置を取っているということです。
人気の飲食店のフランチャイズ店舗が新たに出店したというニュースもあれば、逆に今回のように閉店に追い込まれる店舗もあるというのが飲食店業界の現実のようです。ランチは時々「サブウェイ」に行っていたという方にとっては寂しいニュースだといえるでしょう。