CSR(企業の社会的責任)とは・意味
CSR(企業の社会的責任)
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任のことです。
企業活動においては、顧客や株主、従業員、従業員の家族、取引先、地域社会など様々な利害関係者(ステークホルダーと言います)との関わりがあります。
CSRを推進する意味は、自社の利益を優先するだけでなく、ステークホルダーと協働しながら、持続可能な経済発展に努めていくことにあります。その理由は、企業の経済活動が社会に与える影響が大きくなり、公害問題を引き起こすなど負の副産物を招いてきたことから、企業は環境への配慮や社会的公正性を図るなど社会的責任を果たしていく必要性があるからです。
CSRは、企業の業種や所在する地域など企業ごとに異なりますが、社会の持続可能な発展のために価値を生み出していくことや競争力向上にも繋がります。近年では、CSRを事業の中核に位置づける企業もあり、自主的な取組みとして社会的責任を果たすことを通じて自社の持続的発展に結びつけています。それはフランチャイズや代理店を展開する企業も同様です。
実際の企業のCSRを例として挙げると、洋服のリユースを推進している「UNIQLO」は「服を通じて世界を良い方向に変えていく」というCSRで、難民など世界中で衣服を必要としている全ての人のために寄贈を推進しています。
海外の国の事例では、「Google」は「テクノロジーを通じてより良い社会作りを」というCSRで、Googleが提供する技術で、世の中の問題を解決していこうとする起業家のために支援をしています。
起業・独立を検討する上でも、利益追求のみを目的とした経済活動を行なうのではなく、社会的責任を果たすべく経済活動を行なっていくことがますます求められてきています。
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