起業することの10のメリット|サラリーマンとの違いとは?
学生起業、サラリーマンからの脱サラ、子育てをしながらの女性の起業など、起業にも様々な形がありますが、多くの人にとって起業は人生の一大イベントです。
それでは安定のサラリーマンを辞め、起業をすることのメリットにはどんなものが挙げられるのでしょうか?そしてそれらのメリットを享受するためにはどのようなデメリットを覚悟しなければならないのでしょうか?
この記事では起業をすることのメリットを10個紹介していきます。全体的にサラリーマンとの比較として進めていきますので、脱サラを考えている方はぜひ参考にしてください。
また、併せて「起業することの10のデメリット」もご覧ください→準備中
目次
〇起業することの10のメリット
起業のメリット1:自己実現ができる
起業のメリット2:定年が無い
起業のメリット3:人生の舵を自分でとれる
起業のメリット4:高収入を得られる可能性がある
起業のメリット5:節税ができる
起業のメリット6:自由な働き方ができる
起業のメリット7:世間体が良い
起業のメリット8:起業家にしかできない経験ができる
起業のメリット9:自分で事業の方向性を決めることができる
起業のメリット10:生きた証として事業を残すことができる
〇まとめ
起業することの10のメリット
起業のメリット1:自己実現ができる
自分で事業を起こすのですから、もちろん事業の分野は自分で決定することができます。自分がやりたかった仕事を始めたい、社会に貢献していることが実感できる仕事をやりたい、といった目標を達成するために起業という選択肢を取る人も多くいます。
起業家はサラリーマンの時と比較して、良いことも悪いことも大きくなって自分に返ってくることが多いですが、上手くいけば上手くいっただけ収益も増え社会への貢献度も高くなるのでやりがいも大きいものです。
起業のメリット2:定年がない
少子高齢化かつ健康な人が増えていることもあり、今後日本のサラリーマンの定年が70歳まで引き上げられる可能性はあります。しかし、60歳を超えると仕事の内容も簡単なものになることも多く給料も減り、モチベーションが下がりがちという話も聞きます。
自分で起業をすればもちろん定年はありませんし、自分の裁量で状況や環境に合わせた働き方ができます。長い間やりがいを持って生活することで、肉体的にも精神的にも健康でいられるといったものではないでしょうか。自分が辞めると決めるまで現役バリバリで働けるというのは大きなメリットの1つです。
起業のメリット3:人生の舵を自分でとれる
サラリーマンでいると、興味もなく身に付けたいスキルとは疎遠の部署で仕事をしなければならなかったり、会社が倒産・買収されたり、最悪の場合は一生勤めあげようと思っていた会社からリストラされる、といった可能性もあります。
しかし起業家の場合はサラリーマンよりも重い責任は背負うものの、会社を続けるも辞めるも自分次第、どれくらい稼ぐかも自分次第、自分でどんなスキルを向上させてどんな事業を進めるかも自分次第です。これはまさに他者に依存することなく自分で人生の舵を取っていると言えます。
起業のメリット4:高収入を得られる可能性がある
起業のメリットといえばこれだ!と思っている方も多くいらっしゃると思います。
サラリーマンだと自分の業績が収入に大きく直結することは少なく、多少評価されてお給料が上がるにしてもそれに納得できずに辞めていく人もいます。しかし起業した場合はその限りではありません。自分が働いて成果を出し、売上を増やしていけばその分だけ自分の収入が増えていくのです。
着実に事業を成長させていけばサラリーマンでは考えられないような高収入を得られる可能性も秘めています。
起業のメリット5:工夫によって節税ができる
サラリーマンは所得税や住民税などが最初から引かれた状態でお給料やボーナスを受け取ります。しかし個人事業主や法人の場合は、先にいろいろとやりくりをし、そこで残ったお金に対して課税されます。
ここにサラリーマンと個人事業主・法人との大きな違いがあり、サラリーマンは基本的に税金のコントロールができませんが、個人事業主や法人は工夫次第で税金のコントロールができるのです。
このメリットを生かすためには会社設立や税に関する知識は必須です。お金持ちはきちんと節税対策をしてさらにお金持ちになっていくと言います。節税をするために脱サラして起業、というと少し大げさに聞こえるかもしれませんがお金持ちになるためには案外大切な考え方なのかもしれません。そして実際に節税をするために会社を起こす人もいます。
起業のメリット6:自由な働き方ができる
起業をするというのは雇われない生き方を始めるということです。そこにもちろんサラリーマンのように上司はおらず、自分が思い描いている就労環境を作り出すことができます。
いつ休むのか、何時から何時まで働くのか、お盆休みを取るのか、などは自分次第となります。
もしもしっかりとしたビジネスの仕組みを作り上げることができれば、現場や実務は従業員やシステムに任せ、自分は経営のみに集中することができます。それが実現すればより時間を自由に使う事が出来るようになるのです。
自分の趣味の時間を大切にしたい、家族と過ごす時間を増やしたいといった場合や、事業をしながら子育てをしたい、というのも不可能ではありません。
起業のメリット7:社長になれる、経営者として世間体が良い
現在サラリーマンとして働いている人も、まだ仕事をしたことがない学生でも「自分は社長だ」というステータスに魅力を感じる人もいるのではないでしょうか。また、特に起業家が少ない日本では周囲の人からも経営者として一目置かれる存在になれるかもしれません。
現実として実際に事業を始めると経営者は忙しく大変なことも多いですが、純粋に社長・経営者になれ、「自分で事業を回しているんだ」という実感を持てるのも起業の一つのメリットと言えるでしょう。
起業のメリット8:自分で事業の方向性を決めることができる
サラリーマンとして仕事をしていると、どうしても希望していない部署に配属になることもあるでしょう。サラリーマンという立場上、どんな仕事を命じられたとしても会社からお給料をもらっているので、回ってきた仕事を断れないことも多々あります。
しかし起業した場合にはどんな事業をするかは自分次第で、自分のスキルを活かしてやりたい事業を選んで進んでいくことができます。もちろん知識や経験が豊富な人に助言を求めることは重要ですが、基本的に自分が正しいと思ったことを自分の判断で実行することができるのがこのメリットです。
サラリーマンだと「絶対にこうした方が売り上げが上がるのに、お客様に喜んでもらえるのに」と思っていても自分が思った通りに進められるとは限りませんが、自分が社長である以上は自分の責任で事業の方向性を決めることができるのです。
起業のメリット9:起業家にしかできない経験ができる
起業をするというのは0から1を作る、という事です。資金の調達や管理はどのようにすればよいのか、自社の商品が本当にお客様に選んでもらえるのか、どのようにプロモーションをしていけばよいのか、従業員を雇ったらどのようにリーダーシップを取っていけば良いのか、など、その事業を起こした経営者としての責任は重く、サラリーマンではできない経験を数多く積むことができます。ビジネスのみならず、社会の仕組み、人間関係、お金のやりくりなど、起業・経営の経験から仕事の面はもちろん人間として成長をする大きなチャンスを掴めるということでメリットに挙げられます。
起業のメリット10:生きた証として事業を残すことができる
起業をして新規事業を起こし、それが継続する仕組みを作り上げられれば、自分が引退した後もその事業は後継者を中心に引き継がれていきます。もしかしたらその事業が社会に与える影響はほんのわずかなものかもしれませんが、起業家の意思に賛同し、その商品に価値を感じて事業を引き継いでくれた後継者たちがいるということです。
事業がうまくいっていれば自分が死んだ後も継承されていきます。起業により生み出した事業はまさに自分が「生きた証」の1つと言っても過言ではありません。これも考えようによっては非常に大きなメリットの1つではないでしょうか。
まとめ
今回の記事では起業をすることのメリットを10個挙げました。それぞれサラリーマンと比較して説明してきたので起業に対するイメージが少しでも鮮明になれば幸いです。
メリットの中でも特に多くの人が考えているのはメリット1の「自己実現」と、メリット4・6の「お金・時間の不自由からの解放」だと思います。冒頭にも話したように、起業は多くの人にとって人生の一大イベントです。なんとなく起業を検討しているという人も、既に起業に向かって進んでいる人もこの記事を通して起業のモチベーションの維持・向上に繋げていただければ幸いです。
また逆にデメリットに関しては、きちんと理解して対策を練って起業に臨むことでそのリスクを最小限に抑えることも可能です。ぜひこの記事と併せて「起業をすることの10のデメリット」もご覧ください→準備中
起業をすることの10のデメリット
起業のデメリット1:収入の保証がない
起業のデメリット2:起業にはお金がかかる
起業のデメリット3:中小企業は10年で90%が倒産するという事実
起業のデメリット4:ワークライフバランスの管理が難しい
起業のデメリット5:嫌な仕事も自分がやることになるかも
起業のデメリット6:体調を崩したときや怪我をした時に事業に支障が出る
起業のデメリット7:社会的な信用がなくなる
起業のデメリット8:退職金がなくなるかもしれない
起業のデメリット9:責任が大きい
起業のデメリット10:常に不安定な要素が付きまとう
みんコレ!式 起業・副業・脱サラのトリセツ
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