ケイパビリティとは・意味
ケイパビリティ
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
ケイパビリティとは、企業が全体として持つ成長の原動力となる組織的な能力や強みのこと、あるいは企業が得意とする組織的な能力のことを指します。組織全体の能力によって競争優位性を得ることは、企業が持続的な成長を図る上で重要な要因となるため、経営戦略において重要視されています。ケイパビリティは「組織的能力」ともいわれます。
強みとなる具体的な能力としては、開発力や創造力、交渉力、対応するスピード、組織としての効率性の良さ(オペレーション能力)などが挙げられます。
ケイパビリティはそれぞれの企業ごとに存在します。企業は自らが保有するケイパビリティを高めることによって、他社との差別化を生み出して、持続的な成長をしていくことが可能となります。
昨今では、外的な環境の変化が目まぐるしく、競争はますます激化し、これまで以上の品質や低価格で商品やサービスを提供することが困難になってきています。そのため、価格や品質の競争戦略だけで他社との差別化を図ることは困難です。
このことを解消するために、自社のケイパビリティを高めて、戦略の実現性を高めることによって、持続的な競争優位を確立する必要があります。
起業する場合においても、自社の事業にあった組織のケイパビリティを生み出して、競争優位性を高めていく必要があります。
会社の規模が小さい起業時だからこそ実現できるケイパビリティによって他社との差別化ができるケースも多いため、自社の強みを明確にしてより高めることで企業の成長に繋げることが可能になります。
また、フランチャイズの場合においても、親会社・本部であるフランチャイザーがフランチャイズとしての対応力の高さ(サポートの良さ)や流通の効率性、規模の大きさを生かした価格交渉力など、ケイパビリティが高いフランチャイズ本部であるかどうかは重要な要素です。
他のフランチャイズチェーンや同業種の一般企業と比較して、競争優位性を発揮できるフランチャイズチェーンであれば、フランチャイズ加盟店として事業を行なっていく上でメリットになります。
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