ビジョン,vision(経営)とは・意味
ビジョン,vision(経営)
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
ビジョンとは、経営理念で示された自社の基本的な考え方や価値観、存在意義などに基づき、ある時点までに「こうなっていたい」到達点を示したもののことです。すなわち、自社の経営で目指すべき中期的なイメージを顧客や株主、従業員などの外部のステークホルダー、社会全体に示すものです。
ビジョンは、経営理念や経営戦略と同様に、社内の組織内でのマネジメントにおいても一貫性や整合性があることが重要です。組織内でビジョンを共有して同じ方向に向かい、経営戦略を遂行して目標を達成していかなければなりません。
通常、「経営理念やビジョン」と「現実」ではギャップが生じているため、そのギャップを埋めるために経営戦略を構築し、それを実際に遂行することによってそのギャップを埋めていく必要があります。
ビジョンを達成させるためには、企業全体の全社戦略、各事業における事業戦略、各事業を行う上での部門ごとの機能戦略に浸透させていかなくてはなりません。つまり、組織の上方から下方へ、事業の全体から細部へとビジョンを浸透させていくということが必要となるのです。
組織内のマネジメントにおいても、自社で定めたビジョンに沿った行動を従業員にも求め、徹底させることでビジョンで掲げた目標を達成していきます。組織での一貫性や整合性が取られていない場合には、株主や従業員などのステークホルダー、社会全体からの信頼を失うことにも繋がり、ビジョンの達成が困難となることも考えられます。
起業する際においても3年後、5年後の中期的なビジョンを具体的に示し目標達成するために遂行していくことで、外部からの信頼を得て融資や投資家からの出資を受けやすくなるなど、起業後の経済活動の継続や成長にも繋がることがあります。また、起業間もない企業は人材不足に悩むことも多いため、ビジョンによって共感できる人材の獲得に繋がったり、従業員のモチベーションアップなどにも影響すると言われています。
カテゴリ:起業・独立・開業・経営戦略
わからない用語は調べよう。起業・独立・開業の辞書
presented by みんコレ!起業・独立・開業なび