フランチャイザー

 カテゴリ：フランチャイズ・代理店

フランチャイズ事業において、フランチャイザーとはフランチャイジー（加盟者）を募集・獲得する企業のことを指し、「フランチャイズ本部」とも呼ばれます。独立起業を考えている個人・法人にとっては重要な存在であり、大きな役割を担う存在です。では、フランチャイザーにはどのような役割があるのでしょうか？

まず始めにフランチャイザーは、独立起業を考えている加盟検討者に向けて、そのフランチャイズの事業内容や理念を知ってもらい、加盟してもらわなければいけません。一般的な活動としては自社のホームページで加盟店募集の特設ページの設置、今ご覧いただいている「みんコレ！フランチャイズ」のような外部サイトへの掲載、独自で開催する説明会、フランチャイズショーなど多くのフランチャイザーが一同に会するイベントに参加するといった方法があります。

フランチャイズ契約に至ると次はオープンに向けた準備です。フランチャイザーは出店する土地や建物に関する情報提供やオーナー・従業員への研修など様々な準備・指導を行ってくれます。そういった開業前のフォローがなければ順調に開店を迎えることは難しいでしょう。また、開業前フォローも企業・本部によって様々です。契約前の説明会などでその内容を確認しておきましょう。本部によっては新規オープンの一定期間に経験を積んでいる従業員を派遣してくれるシステムを用意している場合があります。オープン後についても本部により様々ですが、一般的にはSV（スーパーバイザー）による運営指導や定期的な研修の開催などがあります。

フランチャイザーの役割はフランチャイジーに対するもののみではありません。非常に重用な役割として「競争力の維持・向上」があります。時代の変化と共に消費者の嗜好が変化するのはもちろん、多くの競合他社がしのぎを削っている業種も少なくありません。そこで本部は広告宣伝の検討、新商品の開発、市場の調査などを常に行い消費者に飽きられないように、かつ競合との差別化をしていく必要があります。逆にフランチャイジー側からすれば信頼できるフランチャイズに加盟できれば、この競争力の維持・向上については心配する必要がなく、自分の店舗の経営にだけ集中することができるということです。

いかがでしょう？フランチャイザーの役割や実際に行っていることを知ることで、独立起業に対するイメージが明確になってくるとともに、成功までの道のりをどのように協力して進むのか、一緒に歩んでくれるのかは重要なことだとご理解いただけると思います。

ぜひ、「みんコレ！フランチャイズ」を活用していただいて、この機会に多くのフランチャイザーを知っていただければ幸いです。

　カテゴリ：フランチャイズ・代理店

わからない用語は調べよう。起業・独立・開業の辞書
presented by みんコレ！起業・独立・開業なび