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テイクアウトカフェの人気は健在!今起業するならフランチャイズがおすすめ

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、大きな注目を集めるようになったテイクアウト販売。これまでテイクアウトというとハンバーガーショップや弁当屋など、ごく限られていた印象ですが、2020年以降は一般的な飲食店もテイクアウトに力を入れるようになりました。 コロナ禍がピークアウトし、日常生活は戻ってきましたが、現在もテイクアウト販売には一定の需要がある様子です。一般的な飲食店よりも省スペースかつ低コストで始められるカフェにはビジネスチャンスが眠っていると言えるでしょう。 今回はテイクアウトカフェを開業するメリットやポイント、さらにおすすめのフランチャイズチェーンを紹介します。

飲食店のテイクアウト利用者は全体の6割

マイボイスコム株式会社が行った「テイクアウト・持ち帰りに関するインターネット調査」
によると、コロナ禍明けの2023年でも飲食店のテイクアウト・持ち帰り利用者は全体の6割。共働き世帯の増加や高齢化などの要因から、テイクアウトのニーズはまだまだ高いことがわかります。

特に人気が高い店舗は、ファーストフードや牛丼や餃子といったチェーン店。これらの店舗は知名度が高く、安心して購入できることからリピーターが多く、安定した人気があると推測されます。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001353.000007815.html

成功のヒントは継続性

株式会社MS&Consultingが行ったネットリサーチを見ると、月に2~3回以上テイクアウトを利用している人は、今後の継続利用意向が高いことがわかります。すなわち、店のファンを増やすことによって、定期的に利用してもらえるようになり、安定した収益を確保できるといえるでしょう。ファン獲得のためには、提供する商品のクオリティはもちろん、好感を持ってもらえる接客態度が大切と言えます。

参考:https://tenpoket.com/info/news/netanalysis-takeout220207

テイクアウトカフェを開業するメリット

テイクアウトができるショップのなかでも、カフェは比較的開業のハードルが低く、初めてお店を開く人にもおすすめです。ここからは具体的なメリットを3つ挙げて紹介します。

少人数で運営できる

カフェと言ってもテイクアウト専門店にすることで、客席を設けてスタッフが接客する必要がなくなります。結果として必要最小限の人数で運営ができるのです。ランニングコストの大部分を占める人件費をカットすることで、利益をしっかりと確保できるでしょう。

コストを抑えた経営を実現できる

人件費だけではなく、家賃や光熱費を抑えやすいところもテイクアウトカフェのメリットです。調理スペースや販売スペースを小規模に抑えることによって、小さな物件でも十分に運営ができるようになります。さらに飲食スペースをなくすことによって、テーブルやイス、タッチパネル注文システムなどへの設備投資も不要になるでしょう。

移動販売なら立地にこだわる必要なし

実店舗を構えるのではなく、キッチンカーなどを使って移動販売を行うテイクアウトカフェ
も増加傾向にあります。店舗の立地は来客数を左右する大きな要因ですが、好立地であればあるほど家賃が上がる傾向にあります。それも移動販売にすれば立地を気にすることなく、その日の天候やイベントの開催に合わせて出店場所を決められるでしょう。

テイクアウトカフェ運営の注意点

メリットが多いように思えるテイクアウトカフェですが、デメリットも少なからず存在します。ここからはテイクアウトカフェを運営する際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。開業準備の際にはこの3点を必ず意識して、対策を練りましょう。

必要な資金が大きく異なる

テイクアウトカフェと一言で言っても、出店形態やメニュー、調理方法によって開業資金は大きく異なります。物件を借りる場合は家賃や仲介手数料、保証金などの物件取得費に加えて内装工事費用も発生するため、少なく見ても200万円の資金が必要です。移動販売でキッチンカーを購入する場合は、数百万円の費用が発生します。

後で方向転換を強いられることがないように、あらかじめ具体的な店舗や運営のイメージをしてから資金調達を始めましょう。

価格設定は慎重に行う

フードにしてもドリンクにしても、カフェは1商品あたりの単価が数百円程度と安く、薄利多売で経営しているところがほとんどです。価格を高く設定しても、よほどのクオリティでなければお客様は安い他店に流れてしまうでしょう。包装容器や紙袋など、テイクアウトならではの備品費用も発生するため、商品ひとつひとつの価格はよく考えてから決めるようにしてください。

テイクアウトならではの問題が発生する

省スペースかつ少人数で運営できるテイクアウトカフェには魅力を感じますよね。しかし包装コストや食中毒発生のリスク、また温度が変わることによる品質低下といった、テイクアウトならではの問題が起こることも。これらの問題を頭に入れたうえで、お客様が安心しておいしく食べられるスタイルを考えましょう。

テイクアウトカフェ開業を成功させるコツ

テイクアウトカフェにはメリットもあれば、注意点もあります。コロナ禍がピークアウトした現在でも順調なカフェは、どのような工夫を凝らしているのでしょうか。4つのポイントを紹介します。

コンセプトに合わせた店舗を選ぶ

実店舗でテイクアウトカフェを開業するのであれば、お店のコンセプトに合った店舗選びが重要です。例えばクレープやジェラートなど、若者から人気のスイーツ系カフェであれば繁華街や学生街への出店がおすすめ。フードが充実しているのであれば、オフィス街を選ぶとランチタイムに繁盛するかもしれません。ターゲットを定めて、それに合った店舗を選びましょう。

リピーター獲得の施策を練る

安定した経営のためには、リピーターの確保が必須です。一人のお客様に月2~3回程度通っていただくだけでも、売上は変わってくるはずです。新規来店されたお客様には次回から使えるクーポンを提供したり、ポイントがたまるアプリを作ったりすると、また来てもらえる可能性が高まります。

見栄えの良いメニューで集客効果を狙う

今の時代、見栄えが良くおしゃれなメニューを提供するカフェは、SNSでバズりやすくなっています。インフルエンサーの目に留まり、拡散してもらえると無料の広告効果を感じられるはずです。味はもちろんのこと、商品の見た目にもオリジナリティを持たせると、お客様の反応が変わるかもしれません。

フランチャイズに加盟する

テイクアウトカフェは開業ハードルが低い一方で、すでに飽和状態であることも指摘されています。これから開業する人には同業他社との差別化や集客方法など、頭を悩ませる要因がいくつか出てくるかもしれません。

そのような人におすすめしたいのがフランチャイズチェーンへの加盟です。経営ノウハウが確立されたフランチャイズのオーナーになることによって、運営のコツや集客方法などを教えてもらうことができます。後ろ盾があることで、開業初級者も安心できるでしょう。

フランチャイズ展開しているテイクアウトカフェのおすすめ6選

テイクアウトカフェのフランチャイズチェーンは多種多様であるため、きっと自分好みのショップを見つけられるはずです。ここからはみんコレ!がおすすめするフランチャイズチェーンを紹介します。

瑪蜜黛(モミトイ)

瑪蜜黛(モミトイ)はタピオカドリンク専門店の新ブランド。クオリティの高い味と、インスタ映えする見た目から、タピオカブームが落ち着いた今でも安定した収益を確保しています。オペレーションは、仕込み済みのタピオカやお茶などをカップに入れるだけ!10坪程度のスペースがあれば、人件費を最小限に抑えて運営することができます。

店舗数
120(2019年10月時点)
開業費用
内訳:加盟金:550,000円
保証金:1,000,000円
出店監修費:330,000円
研修費:220,000円
内外装費:550,000円
設備費:715,000円
開業商材費:550,000円
募集エリア
全国

MOMI&TOYS

花のブーケをモチーフにした「とろけるクレープ」が人気の、「MOMI&TOYS(モミアンドトイズ)」。「無理のない少人数オペレーション」を行っているため、店舗で多数の人員を抱える必要がなく、低リスクの経営を叶えられます。

店舗数
70(2024年2月時点)
開業費用
内訳:加盟金:2,200,000円
保証金:1,000,000円
開店前指導料(トレーニング):550,000円
施工費:11,000,000円
物件取得費用(保証金6ヶ月の場合) :3,300,000円
備品類:220,000円
募集エリア
全国

BAGEL&BAGEL City

デパートや駅ビルなどの商業施設を中心に展開しているベーグル専門店の姉妹店。従来の商業施設ではなく、路面店を中心に出店していて、住宅地や空きスペースを活用すれば低コストでの運営を実現できます。客単価は平均1,000円超と駅型店舗の約2倍で、高収益を確保できるかもしれません。

店舗数
48(2024年2月時点)
開業費用
内訳:加盟金:2,200,000円
保証金:1,000,000円
出店監修費:1,100,000円
研修費:550,000円
開店サポート費:550,000円
厨房設備:4,950,000円
内外装設備工事費:9,900,000円
初回厨房備品:1,100,000円
募集エリア
全国

MATERIA CREPE

2017年2月14日に設立された「MATERIA CREPE(マテリア クレープ)」。クレープの種類は50種類以上で、他店を圧倒していると評判です。ドリンクメニューやサイドメニューは任意であり、立地や客層に合わせて設定することで、さらなる売上アップを期待できます。

店舗数
7(2018年6月現在)
開業費用
内訳:加盟金:1,650,000円
保証金:500,000円
募集エリア
全国
収益モデル
想定店舗坪数 2坪
売上:1,460,000円
ロイヤリティ:80,000円
営業利益:695,539円
食材費:275,601円
その他経費:219,100円

GelaFru 『ジェラフル』

クレープやジェラートの販売を行っているジェラフル。大手デベロッパーから居抜物件の紹介を得て、商業施設へ格安で開業できることが強みです。また、ワーゲンバスで屋外へ出店することも!小さなデッドスペースを有効活用して、大きな利益を上げることができます。

店舗数
41(2024年2月時点)

あげ焼きパン『象の耳』

唯一無二の新製法で作られたあげ焼きパンを販売する『象の耳』。数々のメディアで紹介されるほど評判が良く、高い商品力が魅力と言えます。ロイヤルティと研修費用は0円で、初めて開業する人にぴったり。機材が少なく、初期投資費用も少額で済むことから、狭小物件や移動販売での展開が可能です。

店舗数
17(2024年2月時点)

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