結婚相談所のフランチャイズ開業で失敗しない方法。主要10社を徹底比較（体験談あり）

2020.04.28

フランチャイズ・代理店で成功するための知識

「いつか独立開業したいけど、資金があまりない」と思っているなら、結婚相談所を始めるのはいかがですか。結婚相談所は、人とかかわるのが好きで、人を幸せにできる職業に就きたいと思っている人が選んでいる仕事です。
開業資金があまりないという人でも、結婚相談所は初期コストが低く始められると人気です。この記事では、結婚相談所の仕組みやビジネスを成功させるポイントについて紹介します。さらに、実際に開業した人の例や、結婚相談所の紹介もしているので是非参考にしてください！
参考：ＩＢＪ　結婚相談所で開業のメリット
　　　結婚相談所を夫婦で開業する、４つのメリット
　　　結婚相談所の独立で儲かる？開業資金や年収のお金事情

結婚相談所フランチャイズ（FC）の儲かる仕組みとは？

結婚相談所のフランチャイズがなぜ儲かるのか、その仕組みを解説します。

加盟金・ロイヤリティが少なく低リスクで開業できる

加盟金が少なく、ゼロな場合もあってはじめやすい
初期コストが低い
ロイヤリティが少ない。なかにはロイヤリティが不要なところもある。

参考：結婚相談所のフランチャイズ加盟【ロイヤリティ不要の婚活ビジネス】
　　　結婚相談所を夫婦で開業する、４つのメリット
　　　結婚相談所の独立で儲かる？開業資金や年収のお金事情

一般的にフランチャイズとして開業するには、書類や手続きにかかる費用、事務所や店舗を構えるテナント料、設備や備品の購入にかかる費用が必要です。場合によっては数百万の資金を準備しなければなりません。

しかし、結婚相談所の場合は他業種と比較するとかなり加入料が低いことが魅力です。

また、初期投資のコストも低く抑えられます。結婚相談所として開業するためには、店舗を構える必要がなく、自宅で開業することができますのでテナント料が発生しません。

さらに、特別な備品や設備も必要がないので、相談を受けるときに利用する机と椅子があれば結婚相談所としての仕事ができます。

また、結婚相談所の連盟に加入したのちに毎月支払うロイヤリティも少なく、売り上げが伸びたらその分収入もしっかり増えます。ロイヤリティが必要のない連盟もあるので、頑張った分はそのまま自分に反映される魅力的な仕事です。

月額制の安定した収入が得られる

月会費は結婚相談所によって異なるが安定した収入になる
会員数を増やすだけでそれだけ収入を増やすことが可能

参考：結婚相談所の料金相場はどれくらい？　その内訳と、費用に差がある理由
　　　【2018最新】結婚相談所の平均料金や内訳を解説！コスパ良いランキング一覧も掲載
　　　スマリッジの活動の流れを徹底解説【月額9,000円の結婚相談所】

結婚相談所の利用者は、入会金のほかに月額料金を支払います。相場としては1万円から1万5千円ほどのことろが多いですが、それが結婚相談所側にとっての安定した収入源になります。

会員数を増やせば増やした分だけ、月額料金を支払ってもらえるので収入が増えるという仕組みです。

成婚報酬でさらなる収入が得られる

結婚相談所の収入は月額だけではない
会員が成功すればその都度報酬が得られる

参考：結婚相談所のフランチャイズ加盟【ロイヤリティ不要の婚活ビジネス】
　　　結婚相談所の成婚料っていつ払うの？成婚の定義と退会のタイミング
　　　結婚相談所の成婚率はどれくらい？成婚料などもあわせて紹介します！

結婚相談所の収入は会員の月額利用料だけではありません。

利用開始時に支払われる登録料のほかに、活動をサポートサポート費用の請求も行うことができます。婚活パーティーやお見合いを企画したならその参加料や、セッティング費用などです。
1回のセッティングで1万円程度が相場になっています。

また、めでたくパートナーが見つかった場合には成婚料をもらうことができます。これはそれぞれの会員が成功する都度得られる報酬です。成婚料に関しては30万円前後に設定している結婚相談所が多いようです。

フランチャイズ本部が持っている会員名簿を活用できる

結婚相談所を始めても会員者数が少なくては理想に合った相手を紹介することが難しい
フランチャイズであればフランチャイズ本部が持っている会員名簿を使うことができる

参考：結婚相談所の連盟10社を会員数や開業コストで徹底比較
　　　日本結婚相談所連盟　FC加盟者の声
　　　フランチャイズWEBリポート

結婚相談所を開業してもはじめのうちはなかなか会員が増えず、登録している会員の中からマッチングを行うのは難しいことがほとんどです。

しかし、ここでフランチャイズに加盟していることが生かされます。フランチャイズなら、本部に登録している会員名簿を利用することができるので、自分で会員を増やさなくても名簿から相手を紹介することが可能です。

はじめからたくさんの会員がいなくても、登録している会員に紹介できる人がいるので安心です。

代表的なフランチャイズNOZZE(ノッツェ)では会員数は4万人

ノッツェは会員数が多いだけでなく、知名度もあり安心して使える
サポートも充実している

代表的なフランチャイズである結婚相談所、「ノッツェ」は、20代から50代までの幅広い年齢層の会員がいて、その数は約4万人です。知名度も高く、カップル成立数も業界トップクラスの評判なので安心して利用ができます。

また、専任のアドバイザーが婚活やデートの進め方などサポートしてくれます。さらに紹介から成婚まで1対1でサポートしてくれるプランもあります。

結婚相談所同士で情報の共有も可能

結婚相談所をやっても会員が集められるか心配な人もいるかも知れないが、他の結婚相談所との情報の共有も可能。
多くの会員から適切な相手を選べるので質の良いサービスが提供できる。

参考：結婚相談所の連盟10社を会員数や開業コストで徹底比較
　　　相談所同士の情報共有について
　　　結婚相談所連盟とは

結婚相談所を開業しても会員が集まらなかったらどうしようと不安になるかもしれません。会員数が多くないと出会いやマッチングの確率が下がってしまうので、会員数を増やすことが成功のカギといえます。
でも安心してください、結婚相談連盟に加盟すると他の相談所同士で情報共有することができます。

連盟に加盟している相談所の会員の中からお相手を探すことができるので、自分のところだけで完結させる必要がなく、会員の理想に近い人を探すことが容易になります。

結婚相談所のフランチャイズで失敗する人、成功する人（体験談から）

実際に結婚相談所をフランチャイズで開業した人の経験談を参考にすることは有益です。体験談を聞くことで、結婚相談所で成功するためのポイントや失敗してしまう原因を知ることができます。
成功例だけを聞くと、自分の状況にあてはまらないこともあり、成功させるためにできることが見えにくくなることがあります。失敗例も参考にして、どんなことを避けたらより成功に近づけるか？という観点で参考にしてみてください。

参考：IBJ 日本結婚相談所連盟のフランチャイズ経営
　　　マイナビ独立
　　　結婚相談所を開業した先輩の体験談お仕事の内容・エピソードについてお聞きしました
　　　週末起業で成功・稼ぐためのポイント

結婚相談所で成功した人の体験談

結婚相談所を開業するだけで順調に軌道に乗るというわけではありません。今までに培ってきた経験やスキルを存分に発揮させることが必要です。
成功した人はどのような工夫をしたのか見てみましょう。

LINEを使って会員数を大幅にアップ

LINE@のテーマは「婚活に役立つ情報」とし、名刺の裏にLINE@のQRコードを掲載して宣伝することで登録を増やしていきました。その他にも、ビジネス交流会などのイベントで出会った独身の方に声を掛けて、LINE交換をしてLINE@に登録してもらたりもしていました。

参考：LINE@による集客が成功！宮城県の仲人士國分さんの体験談

國分さんは初めはFacebookで集客を行っていました。それだけでもある程度の集客はありましたが、ぜひ登録してほしい20代~30代の若い人が集まりませんでした。
集客のために何をしたらよいか考え、若い人がコミュニケーションツールとして使っているLINEでの集客に切り替えます。
LINEでは婚活に役立つ情報を発信し、どんな結婚相手を探しているか、お見合い結果の報告やお見合いから交際に発展したカプルの様子などを伝えています。
LINEを登録してもらえるよう名刺にLINEのQRコードを掲載するなどの工夫もしたそうです。
LINEを使うことで敷居が高いと感じている若い人にも関心を持ってもらうことができ、結果として会員数の増加につながっています。
トレンドに敏感に反応して、新しい方法にもチャレンジすることで登録数を伸ばすことができる良い例です。

FPの資格を活かしてビジネス成功

いろんな方とお話をするうちに、「ファイナンシャルプランナーも、結婚も、生活の大切なことで共通してるよね。FPの知識がある結婚相談所って個性的だし、売りになるんじゃないかな？」と思いつきました。
参考：結婚相談所を独立開業した女性に、開業の流れ、お金の話などを聞きました【インタビュー】

もともと取得していたFPの資格を生かして結婚相談所を独立開業した方の例です。
人生のプランニングという共通点を見出して、結婚相談所を始めることにしたそうです。
プラン自体は自分で設定していくことができるので、状況に合わせてプランの見直しも可能です。開業地やターゲットにしている年齢層によってもフレキシブルに対応することがポイントです。

結婚相談所がうまくいかなかった人の体験談

せっかく開業しても撤退せざるを得ない方もいらっしゃいます。開業する前にうまくいかなくなる原因についても把握しておきましょう。

コミュニケーションがうまくいかない

結婚相談所は定年後に開業される方も多く、そういった年代ではメールやSNSでのコミュニケーションを苦手とする方もみられますが、現代では必見のビジネスツールです。対面だけでなく、さまざまな手段で洗練されたコミュニケーションが要求され、応えられない場合は淘汰されることを知っておきましょう。

参考：結婚相談所を開業した際によくある失敗談

結婚相談所は、結婚したいと願っている人と人の出会いの場を提供し、良きパートナーを探すためのサポートを行う仕事です。それには当然高いコミュニケーション能力が求められます。
結婚相談所の開業がうまくいかなかった人の原因の一つにはコミュニケーション能力の不足が挙げられます。
「相談に乗るのが好き」「人のお世話が得意」「おせっかいなくらい気が付く」という気質は、確かに相談所向きといえるかもしれませんが、それだけではビジネスにはなりません。
会員の背景や性格、求めている理想像など一人一人違います。その会員同士のマッチングを行うには洞察力や、よくコミュニケーションを図って要望を引き出すことが必要です。そのためには若い年代の会員が利用しているツールも使いこなして、早いレスポンスができることも大切です。
直接、人と必ず接する仕事のなので、接客が苦手と思っている人には向かない仕事といえます。

本部に頼りすぎて失敗

結婚相談所が自営業である限り、誰に頼ることなく自分で新規開拓からクレーム処理を行う必要があり、協会・連盟は後ろ盾とはならないことを覚えておきましょう。

参考：結婚相談所を開業した際によくある失敗談

フランチャイズを利用することでサポートが手厚く、既に登録されているデータベースの利用ができるので、自営業ゼロから作り上げるよりは簡単に開業ができます。
しかし、本部がすべて対応してくれると思っているとビジネスは成り立ちません。会員集客のノウハウや利益を保証してくれるわけではないからです。
あくまで独立して開業するのですから、クレームやトラブルが発生したら対応するのは自分一人だということを忘れないようにしましょう。
本部が何とかしてくれるだろうと思って、受け身になっていると失敗してしまうので、自分一人でビジネスを行うという気構えを持ち続けましょう。

結婚相談所のフランチャイズの選び方と注意すべきポイント

フランチャイズを成功させるためには、どこに加盟するか本部選びはとても重要です。
ここでは本部の選び方と、注意するポイントについて説明をします。

サポートが手厚く信頼できる本部を選ぶ

特に初めて開業する人はサポートが充実しているところを選んだほうがよい
最初は収入よりビジネスがうまくいくように信頼できる本部を選ぶこと

参考：フランチャイズ選びで失敗しない秘訣を段階別に紹介
　　　危険な悪徳フランチャイズの見分け方とは？特徴やFC選びのコツ

初めて開業する人は、開業前・開業後手厚くサポートをしてくれるフランチャイズを選びましょう。
結婚相談所を運営していくには、仕事のスキルだけでなく、ビジネスを成功させる経営者としての仕事もあります。経営のための知識やノウハウを学べるところだと安心です。
初めは利益を増やすことよりも、ビジネスがうまくいくように信頼のできる本部を選ぶことが重要です。
フランチャイズ説明会が開催されるときに積極的に参加してみましょう。そうすることで本部のサポート力や、どんな内容のサポートを受けられる知ることができます。

エリアの制約や既存加盟店との調整方法について理解しておく

同じエリアに加盟店があると、会員を奪い合うことになりかねない。
顧客が奪われてばビジネスは失敗する。
加盟店の協力体制でバックアップしてくれるところであれば安心。

参考：フランチャイズ・代理店加盟で失敗しないためにココは気をつけよう。
　　　フランチャイズ・代理店募集情報詳細
　　　テリトリー制とは

フランチャイズで注意したいのは、自分と同じエリアに加盟店があるかどうかです。近くに加盟店があると会員の奪い合いになってしまいます。
近くに加盟店があることで顧客を獲得するのが難しくなりビジネスとして成り立たなくなることもあります。
それで、本部のテリトリーのルールについてよく調べておくことは賢明です。
テリトリー制とは、ある地域内での直営店や加盟店の営業を制限するというものです。
本部のルールには、地域で区切って出店できる店舗を制限してる「オープンテリトリー制」や、地域で1店舗に絞り独占的に営業ができる「クローズドテリトリー制」、フランチャイズの本部が出店の権限を持っている「ロケーション制」などがあります。
このルールをしっかりと理解していないと将来的にトラブルになりかねませんので、しっかり確認しておきましょう。

最低でも５社以上、資料請求して情報収集・研究する

よい本部と契約したほうがビジネスは成功しやすい
一社では良し悪しがわからないので最低でも5社は資料請求する
それぞれの会社を研究して比較することが大事

参考：フランチャイズを比較する時のポイントとサイト・イベントまとめ

フランチャイズ契約をする前にしっかりと対象となる本部について情報収集し研究しておくことは重要です。
よい本部と契約できればビジネスは成功しやすくなります。
しかし、ネット上だけでは良し悪しを判断するには情報が少なく判断がつかないことがほとんどです。
「なんとなく目についた1社があったので契約する」といったことは避けましょう。
最低でも5社くらいはフランチャイズの資料請求を行い、比較してください。
ある人にとっては都合がよくぴったりのフランチャイズ契約でも、自分にとっては違うことが多々あります。
ここで手間を惜しむと失敗してしまうので、しっかりと会社を研究してから選択しましょう。