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需要拡大の介護事業をフランチャイズで開業しよう!本部を決めるポイントとおすすめ企業5選

超高齢社会と呼ばれている日本で、これからも需要が見込まれる高齢者の介護事業。興味はあるけれど、経験がないため、介護事業への参入に不安がある、という方も多いのではないでしょうか。

フランチャイズで開業すれば、ノウハウを学びながら経営することができます。さらに、開業までの準備や開業後の経営もフランチャイズ本部からサポートを受けられるので、介護業界が未経験でも安心して事業を始められます。

しかし、ビジネスモデルを見極めた上でフランチャイズ本部に加入しないと、開業後に運営が成り立たずに倒産してしまう可能性もあります。


この記事では、フランチャイズで介護事業の開業を検討している方に向けて、フランチャイズで介護ビジネスを始めるメリット3つや、フランチャイズ本部を選ぶポイントを紹介します。おすすめのフランチャイズ本部5つも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

フランチャイズで介護事業が注目されている理由

理由1. 高齢化に伴い、要介護者数が増加している

内閣府が公表している高齢社会白書によると、2019年10月時点の日本の総人口は1億2,617万人で、そのうち3,589万人が65歳以上です。

これをもとに、日本の総人口に占める65歳以上の人口の割合を表す「高齢化率」を計算すると、日本の高齢化率は28.4%になります。高齢化率が21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれるので、日本はすでに超高齢社会に突入していることになります。

また、日本の高齢化率は、2010年に23%となり、年々上昇を続けてきました。今後も高齢化が進んでいくことが予測されており、2065年には、高齢化率が38.4%に達する見込みです。これは約2.6人に1人が65歳以上となり、約3.9人に1人が75歳以上となる計算です。

さらに、65歳以上で介護保険制度における要介護または要支援の認定を受けた人の人数も年々増えています。前述の高齢社会白書によると、要介護または要支援の認定を受けた人は、2008年度末に452.4万人でしたが、2017年度末には628.2万人となり、175.9万人も増加したとのことです。日本人口の高齢化とともに、今後も介護事業の必要性はさらに増していくでしょう。

参考:令和2年版高齢社会白書(概要版)|内閣府
   令和2年版高齢社会白書(全体版)健康・福祉|内閣府
   超高齢社会とは|時事メディカル

理由2. 介護市場の拡大が見込まれている

介護事業の需要の増加と同時に、市場の拡大も期待できます。

みずほコーポレート銀行の調査によると、「医療・医薬」「介護」「生活産業」の3つの事業分野において、65歳以上の高齢者の消費市場は2025年には100兆円に達する見通しです。介護産業の消費市場に注目してみると、2007年は6.4兆円であったのに対し、2025年の介護産業の市場規模は15.2兆円に拡大する見通しとなっています。

実際に、有料老人ホームやサービス付高齢者住宅の施設数は年々増え続けています。高齢人口の増加とともに介護事業の需要は伸び、今後も介護市場は拡大するでしょう。

参考:Ⅲ-3. 高齢者向け市場 〜来るべき「2025年」に向けての取り組みが求められる〜|みずほコーポレート銀行
   令和2年版高齢社会白書(全体版)健康・福祉|内閣府

理由3. 介護業界は景気や季節の影響を受けにくい

景気や季節の影響を受けにくい点も、フランチャイズで介護事業が注目されている理由の一つです。高齢者の暮らしを支える介護事業は、人々の暮らしに密接に関わっています。そのため、景気や季節に関係なく、一年を通して需要があります。

また、デイサービスなどの介護サービスを提供する事業では、利用者からサービス料を受け取るほか、市区町村からの介護報酬も受け取ります。この介護報酬は、3年ごとに改定される介護保険制度の影響を受けるものの、社会で必要とされている介護事業を継続していくための利益は確保できるでしょう。

参考:不況に強い介護の仕事|景気に左右されない理由からおすすめ資格まで|株式会社パワーキャスト
   未経験者にも活路が。介護フランチャイズのメリットを経営者兼コンサルが語る|マイナビ独立フランチャイズマガジン

フランチャイズで介護ビジネス始める3つのメリット

メリット1. 短期間で開業できる

介護事業で開業するには、法人設立手続きや介護事業指定申請、助成金申請など、さまざまな手続きが必要です。事業規模などによって、利用者1人に対して配置するスタッフの人数を定めた人員基準や、利用者1人当たりに提供する「居室の広さ」などを定めた設備基準があります。

このような介護事業特有の知識や手続きも、フランチャイズ本部のサポートがあれば、間違いなく進められるので安心です。また、スケジュール通りに短期間での開業を目指せるでしょう。

参考:ヘルパーの介護事業開業へのポイントをご紹介!|カイポケ
   介護老人福祉施設(参考資料)|厚生労働省
   介護フランチャイズを利用するメリットとは?|介護マスト

メリット2. 経営に必要なノウハウやサポートを受けられる

フランチャイズに加盟すると、介護事業の経営に必要なマニュアルやツールのほか、さまざまなサポートを提供してもらえます。

例えば、フランチャイズ本部によるマニュアルや研修を通して、経営に必要なノウハウを得られます。独学でゼロから学ぶよりも、効率よく知識や経験を身につけられるでしょう。

また、前述したように、介護事業に参入する場合は、3年ごとに見直しが行われる介護保険制度の改正に気をつける必要があります。改正の内容によっては、書類の手続きや対応が必要です。フランチャイズに加盟していれば、本部から随時情報を受け取れるので、重要な情報の見落としを回避でき、スムーズに適応できるでしょう。

さらに介護事業では、都道府県や市町村の担当者によって「適正な事業運営がされているか」を確認する実地指導が行われることがあります。その際も、フランチャイズ本部から対策のサポートを受けられるので安心です。

参考:フランチャイズ(FC)に加盟して介護事業を開業するメリットとデメリット|介護マスト
   介護フランチャイズを利用するメリットとは?|介護マスト

メリット3. ブランド力を利用できる

フランチャイズで開業すると、すでに確立されているフランチャイズ本部のブランド力を活用して、利用者に信頼感や安心感を与えられます。本部のブランド力によっては、集客力も高められるでしょう。

また、フランチャイズ本部のネットワークを活用することで、スタッフの採用活動や営業活動も効率的に行えるのも魅力と言えます。

参考:ヘルパーの介護事業開業へのポイントをご紹介!|カイポケ
   介護フランチャイズを利用するメリットとは?|介護マスト

介護ビジネスのフランチャイズ本部を決める4つのポイント

ポイント1. 安定経営ができるビジネスモデルかどうか

「介護事業」と言っても、訪問介護やデイサービス、サービス付き高齢者向け住宅など、さまざまな事業があります。フランチャイズ本部を決める際には、提供するサービスの内容はもちろんのこと、利用者の介護度や性別、年齢、病歴、利用時間など、対象となる顧客についても確認しましょう。

そして、職員への手当となる処遇改善加算が取得できるか、同じような事業を展開している競合がどのくらいいるか、なども調査しておくと良いでしょう。市場ニーズやご自身の適性を踏まえて、安定経営ができるビジネスモデルかどうかを見極めることが大切です。

参考:介護の人気フランチャイズランキング!|フランチャイズ比較.net
   FC(フランチャイズ)起業の選び方のポイント|介護・デイサービス開業のススメ
   【デイサービス】フランチャイズ本部の選び方|デイサービス経営研究所
   処遇改善加算(手当)の仕組み|株式会社介援

ポイント2. 信頼できるフランチャイズ本部かどうか

信頼できるフランチャイズ本部かどうかを見極めることも大切です。理念やビジョンに共感でき、なおかつ、介護業界に関する深い知識を持っている本部を選びましょう。

見極めるためには、フランチャイズ本部のセミナーに参加し、経営実績やフランチャイズを展開している店舗数、加盟店への対応を確認するのがおすすめです。また、良いことばかりではなく、リスクやデメリットについてもきちんと説明してくれる本部の方が信用できるでしょう。

参考:介護の人気フランチャイズランキング!|フランチャイズ比較.net
   FC(フランチャイズ)起業の選び方のポイント|介護・デイサービス開業のススメ
   【デイサービス】フランチャイズ本部の選び方|デイサービス経営研究所

ポイント3. サポート体制は整っているか

介護事業の開業や運営には、専門的な知識が必要です。前述したように、3年ごとに見直しが行われる介護保険制度にも対応しなければなりません。開業前だけでなく、開業後も継続してサポートが受けられるフランチャイズ本部を選びましょう。

開業前には、自社が集客できる範囲を調べる商圏調査や、物件選びのサポート、行政への申請手続きや融資のサポートがあるかどうかが重要です。また、事業計画書の作成支援や事前研修を受けられるか、営業同行や営業ツールのサポートがあるかなども確認しましょう。

開業後は、利用者募集やスタッフ採用の支援、ケアマネージャーへの訪問があるかどうか。そして、スーパーバイザーの訪問頻度はどのくらいで、経営に関するアドバイスや実務指導が受けられるのか、スタッフ研修の有無などを事前に確認しましょう。

介護業界は慢性的な人手不足のため、優秀な人材の採用・育成が重要となります。そのため、スタッフ採用やスタッフ研修、評価制度が整っている本部を選びましょう。

参考: FC(フランチャイズ)起業の選び方のポイント|介護・デイサービス開業のススメ
   【デイサービス】フランチャイズ本部の選び方|デイサービス経営研究所
   未経験者にも活路が。介護フランチャイズのメリットを経営者兼コンサルが語る|マイナビ独立フランチャイズマガジン

ポイント4. 資金計画に無理はないか

フランチャイズで介護事業を開業するのに必要な資金は、フランチャイズ本部の方針や業態により、大きく異なります。開業時には大きな資金が必要になりますが、介護事業の立ち上げに利用できる助成金や補助金もあります。自社の状況に合わせて、それらの助成金や補助金を利用可能です。

しかし、開業して2ヶ月ほどは報酬が支払われないので、しばらくの間は収入が見込めないことに注意が必要です。そのため、資金計画に無理のないフランチャイズ本部を選ぶことが大切です。

また、資金計画を見極める際には、毎月支払うロイヤリティにも注目しましょう。ロイヤリティには毎月固定額を支払うタイプと売上に連動するタイプがあるので、資金計画と合わせて検討してみてください。

参考:FC(フランチャイズ)起業の選び方のポイント|介護・デイサービス開業のススメ
   【デイサービス】フランチャイズ本部の選び方|デイサービス経営研究所
   未経験者にも活路が。介護フランチャイズのメリットを経営者兼コンサルが語る|マイナビ独立フランチャイズマガジン
   介護フランチャイズの開業・運営に必要な資金とは|フランチャイズ比較.net

介護ビジネスのフランチャイズ経営で成功した人の事例2選

成功事例1. 計画的な資金計画で開業半年後に黒字化に成功!

介護事業は社会貢献度の高い業界ですが、理想だけでビジネスは成立しません。無理のない資金計画を立て、着実に利用者を獲得していく必要があります。経営に関わる数字に高い意識を持ち、業務に専念することで安定経営を実現できるでしょう。

参考:介護ビジネス起業の成功を左右するフランチャイズ企業選び|ケア資格ナビ

【体験談】

介護・デイサービスの業界は、飲食店のように、1日100人に利用してもらう必要はありません。資金のことを考え、まずは1日8~10人を目指す、民家型のデイサービスから始めました。月に15~20人、人が入れば先が見えてきます。

もちろん、それ以上、利用者が増えていけば利益に繋がり、黒字化が図れます。私は開業半年後の黒字化に成功しました。組織は小さくてもオーナー、事務員、施術者の3者が、自分の仕事に専念することで達成できたのだと思います。

そして、本部には様々な面からサポートしていただきました。今でも定期的に見回りに来てくれるスーパーバイザーには細かいアドバイスをいただき、励みになっています。

引用元:成功したオーナーの体験談 – 介護・デイサービス開業ススメ|介護・デイサービス開業のススメ

成功事例2. 目の前の利用者に真摯に向き合うことで成果につなげる!

質の高いサービスを提供していると、既存の利用者がリピーターとなります。そして、リピーターとなった利用者の口コミが、新規の利用者獲得につながっていきます。

前述したように、理想だけではビジネスは成立しません。しかし一方で、介護事業を経営するには、高齢者を支えるコミュニケーションやボランティア精神も非常に大切です。真心と誠意をもって目の前にいる利用者にサービスを提供することが、成果につながるでしょう。

参考:フランチャイズのデイサービス(通所介護)で利益を得るコツと失敗回避策|フランチャイズ加盟募集.net

【体験談】

現在、私がデイサービスを経営しているのは、介護認定者数が1500人にも満たない小さな街です。また、要支援の認定を得ている人は350人程度。周辺の村や町を合わせても、介護認定を受けている人が3000人程度しかいない環境の中で経営を行わなければならないことに気づいたのは、スタートしてから後でした(笑)。

フランチャイズ本部の方に「たくさん営業に行ってください」と言われるんですけど、実はフルで回っても数日で済んでしまうような状態だったのです。人数が限られていますから。

ですから、私は、すでにいらしてくださっている利用者の方と触れ合う時間を、できるだけ長く持つように努めました。お声がけしてお話をする、肩を揉んであげる・・・、そんなコミュニケーションを大切にしてきたのです。最初は受け身の方もいたり、距離感が難しい方もいらっしゃいました。でも、めげずに目の前の方に集中。

お陰でフランチャイズ本部の方に「こちらはとても成績が良い」と、褒めていただけるまでになりました。何よりもお客様を大切にすることが一番、成果に繋がっているのではないかと思っています。

引用元:成功したオーナーの体験談 – 介護・デイサービス開業ススメ|介護・デイサービス開業のススメ

介護ビジネスのフランチャイズ経営で失敗した人の事例2選

失敗事例1. 経営者が現場に出過ぎてしまった

介護事業は、開業してしばらくは利益が出ません。そのため、人件費を抑えようと経営者自らが現場に出ることを考える方も少なくありません。

しかし、経営者が現場に出ることによってスタッフの一員となってしまい、経営者としての業務が困難になるケースもあります。さらに、現場をまとめる管理者の育成が出来なくなる場合もあります。

現場のスタッフのサポートは大切ですが、適度な距離を持って、経営者としての業務遂行を優先しましょう。

【体験談】

介護事業はご利用者様の人数に応じて、配置しなければならない職員数が決まっています。例えば「ご利用者様が10人いる日は、介護職員を最低4人配置する」みたいな感じですね。

介護事業は慢性的に人手不足です。国が定めた人員配置ルールを守るには、ある程度の職員数が必要です。その職員を確保するには、採用周りにかなりのお金をかけないといけません。

僕はとにかく節約が大事!と考えていたので、起業したてで人が足りない時は自ら現場に出て介護をしていました。でも、これは失敗でした。社長の僕と職員との距離が近すぎて、職員からの余計な相談に時間を取られてしまうのです。

介護は女世界。「あの人は悪い、間違ってる」悪口・不平不満のパレードです。人のせいにしてばかり。誰が本当のことを言ってるかなんてわからないです。皆「私が正しい」という主張。

管理者※がまとめるべきところを、社長の僕が現場へ頻繁に出てしまったことで、管理者が「職員をまとめる」という仕事ができなくなってしまいました。

その結果、僕自身も社長のやるべき仕事ができない。悪循環でしかありませんでした。これは介護以外にも当てはまると思います。お金をかけてでも、現場の仕事は現場の職員に任せるべきでした。

※事業所の責任者で、社長の次に偉いポストです。

引用元:フランチャイズ経営の失敗や原因、全部言っちゃいます!|01ゼロイチ

失敗事例2. スタッフ不足に陥ってしまった

慢性的な人手不足の介護業界では、スタッフを募集しても、なかなか集まらない可能性があります。また、介護業界で働くのが初めての方、無資格の方が求人募集に応募してくるかもしれません。

最初から優秀なスタッフが集まることを期待せずに、優秀なスタッフを育てていくという気持ちで人材育成に取り組みましょう。またスタッフ不足に陥らないためには、スタッフが働きやすい職場を作っていくことも大切です。

介護事業の経営において、利益を上げることは重要ですが、組織を運営するには現場で働くスタッフがいなければどうにもなりません。しかし、開業して組織の運営が落ち着くまでは、人材育成に手が回らないこともあるかもしれません。そのような場合は、新規スタッフの採用や管理者の育成をフランチャイズ本部に頼るのも一つの方法です。

参考:デイサービス開業時によくある失敗とその改善案をご紹介|優良介護フランチャイズランキング
   フランチャイズのデイサービス(通所介護)で利益を得るコツと失敗回避策|フランチャイズ加盟募集.net

【体験談】

社会貢献事業での独立を考えていたので、介護関係で開業できたらという思いがありました。また妻が介護ヘルパーの資格を持っていたこともあり、一般住宅を利用できるデイサービスフランチャイズに加盟。自宅を改装して開業しました。周囲に介護施設が少なかったこともあり、集客には困りませんでした。

しかし、運営していくうちに介護サービスの厳しい現実に直面しました。経済的な余裕がない高齢者に低料金で利用してもらうため、経費をできるだけ抑えなければならない。そのため離職するスタッフが後を絶たなかったのです。

ある程度の金銭的な余裕をもっておくこと、そして資金繰りの大切さを感じました。また、いわゆるボケの症状を呈している利用者をケアする苦労も思った以上に大きく、心身ともに疲れ果てる日が続きました。

集客ができても、スタッフが元気に働くことができなければ、どうにもなりません。介護関係の仕事は、やはりボランティア精神が高くないと、継続は難しいと思います。事業利益を優先してしまうと、サービスが二の次になってしまいますから…。

引用元: 失敗したオーナーの体験談|介護・デイサービス開業ススメ

おすすめのフランチャイズ本部5選

1. 訪問マッサージ「KEiROW」

KEiROWは高齢者を対象に、医師の同意のもと、質の高いリハビリマッサージを提供しています。健康保険が適用されるため、1回300~500円と利用者の負担が少なく、継続率が高いのが特徴です。

施術はあん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師などの有資格者が行うため、オーナーは顧客開拓と経営に注力できます。また、20年以上のフランチャイズ展開実績を持つHITOWAライフパートナー株式会社が運営しているので、法改正に迅速に対応できる体制が整っているのも、安心して開業できるポイントです。

店舗数
全店 370 店(2019年10月現在)
開業費用
295.0万円~(税別)
募集エリア
全国
収益モデル
収入
2,200,000円
支出
1,109,629円
営業利益
1,091,766円(49.63%)

参考:訪問医療マッサージ・訪問リハビリマッサージ KEiROW加盟店募集サイト
   フランチャイズ詳細 – 訪問マッサージ「KEiROW」

2. だんらんの家

だんらんの家は、地域密着型の通所介護の施設です。「みんなで過ごす大きな家族」をコンセプトとして、利用者が自宅のようにくつろいで過ごせる環境とサービスを提供しています。

だんらんの家で行うアクティビティでは、歌やクイズなどに加えて、洗濯や掃除などの日常生活を通したリハビリ活動も行っています。また自主事業分として、通常のデイサービスの前後に延長サービスも提供しています。そのため、利用者の家族の都合に合わせて対応することも可能です。施設は戸建て民家を賃貸で使用し、備品もリサイクル品を活用しているため多額な初期投資を必要としないのも魅力です。

そして他のフランチャイズ本部と異なる点は、全事業所の黒字化を目指して「全国100社、300店舗」に数を制限してフランチャイズ展開をしているところです。これにより、本部からの継続的な経営指導や研修を受けられるので、安心して経営できます。

店舗数
148店
開業費用
加盟金を含めた設備投資額 約1180万円
※運転資金を含めて、約1900万円で開業可能なビジネプラン。
募集エリア
全国
※全事業所黒字化を掲げているため、本部のサポ-トが行き届く100社限定(300事業所)
収益モデル
月間利益 約80万円
※1日平均9.5人の利用者様を確保した場合、月間約100万円の収益も可能
平均的な営業利益率
27%

参考:6つの特徴|だんらんの家
   フランチャイズ詳細 – だんらんの家

3. 樹楽「団らんの家」

樹楽「団らんの家」は、一般家屋を改修してアットホームな介護サービスを提供しています。

通常のデイサービスに加えて、自主事業分として夜間延長(お泊まり)サービスも行っています。グループホームなどの大規模施設や通常のデイサービスでは対応しきれない利用者のニーズに応えることで、利用者の「もうひとつの我が家」となる施設運営を目指しています。

一般家屋を改修して開業するため、新たに施設を建設する必要がありません。これにより、投資費用を抑えることが可能です。また、一般家屋の改修や行政対応、営業活動などを本部がサポートしてくれるので安心して開業できる体制が整っています。

店舗数
106店舗
開業費用
【放課後等デイサービス】
8,500,000円(税抜)※別途運転資金が必要です。

【小規模デイサービス】
7,000,000円(税抜)※別途運転資金が必要です。

【フィット&デイサービス】
23,000,000円(税抜)※別途運転資金が必要です。

募集エリア
全国
収益モデル
【放課後等デイサービス】
月間売上:2,400,000円
営業利益:663,000円(27.6%)

【小規模デイサービス】
月間売上:3,550,000円
営業利益:770,000円(21.5%)

【フィット&デイサービス】
月間売上:6,467,000円
営業利益:1,465,000円(22.6%)

参考:よくあるご質問|「樹楽」FC事業加盟店募集サイト
   フランチャイズ詳細 – 樹楽

4. Rホーム+老人ホーム入居相談

Rホーム+老人ホーム入居相談では、老人ホーム紹介を中心に、自宅の活用や相続、遺言、葬儀など幅広く高齢者の生活に関する相談に乗り、解決策を提案しています。

制度や仕組みをきちんと理解せずに老人ホームに入居し、不満や転居が発生してしまうケースも少なくありません。Rホーム+老人ホーム入居相談は、そのような問題が発生しないための「高齢者の未来とくらしを支える相談窓口」となっています。

運営会社の株式会社ケアプロデュースは、老人ホームの入居相談窓口として「有料老人ホーム情報館」も運営しています。「有料老人ホーム情報館」の提携施設数は3,500施設あり、Rホーム+老人ホーム入居相談ではこの施設ネットワークを活用できます。さらに、初期投資額が少なく、サポート体制が整っているので参入障壁となる事由は少ないでしょう。

店舗数
全店15 店:直営店2 店、加盟店13 店(2019年9月現在)
開業費用
【地域プラン】
加盟料:20万円(税抜)
研修・開設準備費用:30万円(税抜)
システム使用料:月額3万円(税抜)

【Rホームプロ(Bプラン)】
加盟料:20万円(税抜)
研修費用:30万円(税抜)
開設準備費用:50万円(税抜)
システム使用料:月額5万円(税抜)〜

【業界経験者独立応援プラン】
加盟料:20万円(税抜)
研修・開設準備費用:30万円(税抜)
システム使用料:月額5万円(税抜)〜

募集エリア
全国
収益モデル
非公開

参考:老人ホーム紹介ビジネス Rホームプラス|株式会社ケアプロデュース
   フランチャイズ詳細 – Rホーム+老人ホーム入居相談

5. ミュージックフィットネス

ミュージックフィットネスは、国立高等芸能音楽校がプロデュースしている高齢者を対象にした出張型レクリエーションプログラムです。昭和の大ヒット歌謡曲に合わせて、歌を歌ったり、身体を動かしたりして楽しめる音楽レッスンを提供しています。

研修やテキストが用意されているので、未経験でも安心して始められます。また出張型の事業のため、店舗や在庫が持つ必要がなく、低リスク底資金で開業できるのが特長です。さらに、ミュージックフィットネスは副業としても始められます。本業の休みを利用して運営できるほか、ファシリテーターを採用して経営することも可能です。ミュージックフィットネスは、未経験でも無店舗で始められ、副業もでき、社会貢献もできる理想的なビジネスモデルを構築しています。

店舗数
非公開
開業費用
非公開
募集エリア
非公開
収益モデル
非公開

参考:【公式】ミュージックフィットネスオフィシャルサイト|大人気シニア向け音楽レッスン
   フランチャイズ詳細 – ミュージックフィットネス

【まとめ】資料請求から具体的なプランを立てよう

今回は、今後さらなる需要の拡大が見込まれる、介護業界のフランチャイズを紹介しました。

フランチャイズで介護事業を始めれば、開業の準備から開業後の経営までフランチャイズ本部からサポートを受けられるので、未経験の方でもスムーズに開業できます。また、介護業界特有の行政対応や助成金の申請など、さまざまな手続きも情報の共有があるので安心です。

ただし、加盟するフランチャイズ本部は慎重に検討することが必要です。場合によっては、開業後に経営が成り立たなくなってしまう可能性もあります。

この記事や気になるフランチャイズ本部の資料を参考に、ビジネスモデルや実績、サポート体制などを事前に確認してみてください。市場ニーズやご自身の適性に合った事業を展開しているフランチャイズ本部が、きっと見つかると思います。

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