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需要が高まっているフィットネス業界!フランチャイズで安定経営を目指そう

近年、健康意識の高まりから健康やウェルネスへの関心が一層高まっています。特に、生活習慣病や心身の健康維持には運動が効果的であることが広く認識されるようになり、フィットネスジムやパーソナルトレーニングは人気です。 フィットネス業界の市場規模は、2019年にピークを迎え、4,939億円を記録しました。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けましたが、フィットネス経営情報誌「フィットネスビジネス」の発表によると、令和5年の日本のフィットネスクラブ市場規模は4,886億円となり、徐々にコロナ前の規模へと回復しつつあります。

本記事では、ジムの開業を検討している方に向けて、市場回復の背景にある市場ニーズの変化や開業時の注意点、おすすめのフランチャイズなどをご紹介します。

参考:日本のフィットネス市場、令和5年は4,886億円 | Fitness Business
参考:日本のフィットネスクラブ市場規模、シェアおよび業界分析、製品別(パーソナルトレーニング、グループトレーニング、セルフトレーニング)、年齢層別(20歳まで、20~40歳、40~55歳、55歳以上)年)、および国別予測、2024 ~ 2032 年 | FORTUNE BUSINESS INSIGHTS

フィットネスに注目が集まっている背景


コロナ禍における営業時間短縮や休業要請の影響で一時的に低迷したフィットネス需要が、現在急拡大している理由には、3つの要因があります。それでは、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

人々の健康意識が高まっている

コロナ禍を経て、人々の健康維持や免疫力強化への意識が一層高まりました。また、自宅で利用できるオンラインフィットネスクラスやパーソナルトレーニングを提供する企業が増え、場所や時間に縛られず手軽に運動できる環境が整い、フィットネスがより身近な存在となりました。

テクノロジーを活用して運動量を可視化できるようになった

スマートフォンやスマートウォッチを活用することで、運動の記録や体脂肪率などを簡単に管理できるようになりました。また、運動ログをグラフや表で可視化することで、運動習慣を身につけやすくなり、継続しやすくなったのもフィットネス需要が増加した理由の一つです。

専門性の高いジムが増加している

高齢化社会に対応したシニア向けサービスやパーソナルトレーニングを提供するジム、女性をターゲットにしたジムなど、専門性の高いジムの市場が急成長しています。また、「低頻度利用」や「早朝・深夜利用」「低価格」に対応した小規模ジムの需要も高まっています。24時間営業のコンビニ感覚で通える「コンビニジム」や、低価格の月額費で利用できる「バジェット型ジム」は、フィットネス未経験者でも利用しやすく、初心者層の取り込みに成功しています。

参考:フィットネスクラブ | 業種別開業ガイド | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
「フィットネスクラブ・スポーツジム」業界動向調査(2023年度)|株式会社帝国データバンク

フィットネスジムの経営はフランチャイズがおすすめ!


フィットネスジムの経営を成功させるには、フランチャイズチェーンに加盟するのがおすすめです。ここでは、フランチャイズで開業するメリットを4つご紹介します。

安定した収入が期待できる

フィットネスジム運営は会員制システムのため、一度会員を獲得すれば毎月一定の収入が得られます。そのため、会員を獲得した後は継続率を高めることが大切です。フランチャイズチェーンでは、本部から経営ノウハウやマーケティング戦略が提供されるため、ジム経営が初心者でも集客力を高め、継続率を効率的に向上させることができます。

人材確保や人材育成の支援が受けられる

フィットネス業界では、急速な需要拡大に伴い、専門性の高いトレーナーやインストラクターの確保が困難になっています。しかし、フランチャイズでジムを経営する場合、人材確保に関して本部から強力なバックアップを受けられるため、人手不足で悩むことなく事業運営に集中できます。

ブランド名を活用した集客が可能

知名度の高いブランド名は、消費者に安心感を与え、信頼を得やすい特徴があります。そのため、開店直後から一定の集客が見込めます。また、店内のPOPや広告などもフランチャイズ本部から提供されるため、集客にかける時間と費用を抑えることが可能です。

出張型サービスなら店舗も在庫も不要

出張型のサービスは、店舗を構える必要がないため、家賃や光熱費といった固定費に加え、設備費や内装工事費用を大幅に削減できます。また、在庫を抱える必要もないため、低リスクで開業することが可能です。

参考:フィットネス業界の動向は?まだまだ伸びる市場を徹底解剖 | ビジネスチャンス

フィットネスジムの種類


フィットネスジムの業態は、主に4種類に分けられます。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

総合型

総合型ジムは、プール、ジム、スタジオを兼ね備えた施設です。さまざまなトレーニングが可能で、お風呂などの設備も充実しているため、若者から高齢者まで幅広い層に利用されています。

小規模型

小規模型ジムは、筋トレ(無酸素運動)と有酸素運動を組み合わせたサーキットトレーニングを主体とした施設です。低価格で目的に合った運動が行えるため、無理なく通え、継続しやすい傾向があります。

24時間型

24時間営業のジムは、コロナ禍でも施設数は増加を続けており、フィットネス施設の業態別構成比では34.7%を占めています。その利便性の高さから、忙しいビジネスパーソンにも人気があります。

専門型

専門型ジムは、ヨガ、ホットヨガ、ピラティスなどに特化した施設です。近年では、専用の機器を使用して行う「マシンピラティス」が女性に人気を集めています。

参考:フィットネス施設に関する調査を実施(2024年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

フィットネスジムを開業する際の注意点


それでは、実際にフィットネスジムを開業する際に気をつけるポイントについて、注意点を4つご紹介します。

しっかりと事業計画書を作成する

フィットネスジム運営を成功させるには、事業計画書の作成は必要不可欠です。ジムを開業する理由やコンセプト、他社との差別化ポイント、収益の見通しなどを現実的に考えて、具体的に作成しましょう。

ターゲット顧客に適した立地を選ぶ

顧客の獲得と継続率を高めるには、ターゲット顧客が通いやすい場所に開業することが大切です。また、そのエリアの人口や住んでいる人の属性を把握することで、見込み客がどの程度いるかどうかも見えてきます。

適切な価格を設定する

フィットネスジム経営において、価格設定も非常に重要です。会費が高すぎては会員の獲得が難しくなり、逆に安すぎても利益が出ず、経営が苦しくなってしまいます。適切な価格を設定するために、ジム運営にかかる賃料や光熱費、人件費などのランニングコストを事前にしっかりと算出しておきましょう。

効果的な集客方法を検討する

フィットネスジムは会員を獲得できなければ、売上を上げることができません。インターネットやチラシ、新聞、雑誌広告、看板など、ターゲット顧客に効果的にリーチできる集客方法を取り入れましょう。

参考: ジムを開業する方法は?流れや必要な資格・届出、資金についても解説! | マネーフォワード クラウド会社設立

みんコレ!おすすめのフランチャイズ

FORBES FITNESS

今人気の24時間フィットネスジムです。多数の防犯カメラを設置するなど、独自のセキュリティシステムを導入し、24時間365日安心安全に利用できる環境を提供しています。また、テレビやネットで話題の「マグマルーム」を会員限定で使い放題にするなど、他社にはない魅力があります。

店舗数
全店19店(直営店14店、加盟店5店)(2020年2月時点)
開業費用
加盟金:2,200,000円
保証金:0円
システム利用料:1,650,000円
開業サポート費用:1,650,000円
マシン費用:5,500,000円
募集エリア
全国
収益モデル
想定店舗坪数:50.00坪
売上:3,000,000円
ロイヤリティ:150,000円
営業利益:2,750,000円
人件費:400,000円
家賃:500,000円
光熱費:100,000円
その他:100,000円

ストレッチ専門店ストレチックス

ストレチックスは、全国に展開するストレッチ専門店で、パートナーストレッチを通じて健康的な体作りを支援しています。高い専門性を持つトレーナーが個々のニーズに応じた施術を提供し、疲労回復や身体の改善を目指します。初回体験割引や月謝制プログラムにより、顧客の継続利用を促進。全国各地に複数の店舗を展開し、地域密着型のサービスを展開しています。経営面では、健康志向の高まりを背景に、定額制モデルやリピーター獲得施策を活用して安定収益を追求しています。

店舗数
全店6店(直営店4店、加盟店2店)(2019年5月時点)

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