スイーツ店開業でジェラートがおすすめの5つの理由
ケーキやクレープなど、スイーツにもさまざまな種類がありますが、開業を考えるのであれば、ジェラートがおすすめ。ここでは5つのおすすめポイントを紹介します。
夏が長引いている日本で需要を見込める
総務省統計局の家計調査によると、2023年のアイスクリーム支出金額は11,580円。4年連続の1万円超えとなり、対前年比も105.7%と大きく伸長しました。この要因としては、「地球沸騰化」とも言われる酷暑や、夏日の増加などが挙げられます。2024年は9月に入っても気温30℃を超える日が続いていて、日本の夏の高温化・長期化は今後もしばらく続くと予想されています。それに伴い、アイスクリームやジェラートの需要も高まりそうです。
参考:
家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均)|総務省統計局
厳しいスイーツ市場で高利益率を見込める
菓子製造業全体の売上高営業利益率は食品のなかでも低い傾向にあり、ケーキ屋の原価率は10%程度と言われています。よほどの人気店にならない限り、高収益を望むのは難しそうです。
しかし、そのなかでもジェラートは利益率が高い傾向にあり、1個につき30%ほどの利益を上げられるショップも少なくありません。こだわりがなければ、経営効率を重視してジェラートショップを選ぶのもひとつの手です。
製造工程が少なく初心者でも運営しやすい
生地から作るクレープや、デコレーションが必要なケーキとは違い、フランチャイズのジェラートショップには基本的に複雑な工程がありません。すでに出来上がっているジェラートをコーンやカップに詰めて渡すだけなので、スムーズに慣れていけます。注文から渡すまでの時間も短く、高い回転率で運営を効率化できるでしょう。
フードロス削減で社会貢献もできる
飲食物を扱う以上、衛生管理には常に気を配る必要があります。利益の損失防止としてはもちろん、近年深刻化しているフードロス解消のためにも、廃棄ロスを心がけた在庫管理が求められます。
ジェラートは長期保存が可能で、比較的在庫を管理しやすいスイーツであるため、コストが最適化されて利益を確保しやすくなるでしょう。
賃貸料・人件費を抑えて運営できる
調理の必要がないジェラートショップは、他のスイーツ店に比べて店舗を見つけやすいと考えられます。広い飲食スペースを確保する必要がなく、狭小スペースでも十分に運営できるため、必然的に賃料を抑えられるでしょう。
少人数で接客から商品の提供までを完結できるので、多くのスタッフを雇い入れる必要がなく、人件費を抑えられる点もメリットです。
ジェラートショップ開業時に考えるポイント
ジェラートショップの開業を現実的に考えたとき、知っておきたい事項がいくつかあります。ここでは最低限押さえておきたい4つのポイントを解説します。
開業方法
ジェラートショップの基本的な開業スタイルは以下の3つです。
個人
フランチャイズ
移動販売
自分が開発した新しい味を世間に広めたいという想いがあれば、好きなように事業を展開できる個人店がおすすめです。フランチャイズは加盟店へのロイヤリティが発生しますが、知名度のあるブランドの名を借りられるうえ、安定した味を提供できます。
時期や場所に売上が左右されるジェラートショップですが、移動販売を選択すれば臨機応変に商品を販売できます。賃料がかからない点はメリットですが、その分車両代やガソリン代、駐車場代が発生する点がデメリットです。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、よく比較して自分に最適な方法を選びましょう。
開業資金
ジェラートショップの平均的な開業資金は200~500万円と幅広く、内訳は以下の通りです。
・テナントの契約費用 50〜200万円
・内装・外装工事費 50〜100万円
・設備準備金 100〜200万円
・その他経費 5〜100万円
特に大きなウエイトを占めるテナントの契約料は、物件次第でかなり抑えられるので、根気よく探してみましょう。フランチャイズチェーンに加盟すると、おすすめの物件を探してもらうことができます。
運営資金
開業後に発生する、いわゆるランニングコストには以下の5つが挙げられます。
・テナント賃料
・人件費
・材料仕入れ費
・広告宣伝費
・光熱費
余裕のある経営を維持できるように、最初は賃料や人件費を抑えて小規模にスタートしましょう。フランチャイズに加盟して、最小限の投資で高い効果を得られる広告・宣伝方法のアドバイスを受けるのもおすすめです。
取得すべき資格
飲食物を扱う仕事であるため、「食品衛生責任者」と「飲食店営業許可」を申請する必要があります。資格の勉強は必要ありませんが、保健所の立入検査が入るため、運営に関する正確な知識の習得は欠かせません。
ジェラートショップ開業時の注意点
ジェラートショップの開業は、他のスイーツショップと比較してハードルが低いように思えますが、ビジネスであることに違いはありません。開業準備に着手する前に、懸念点も理解しておきましょう。押さえておきたいポイントを4つ紹介します。
季節による売上の増減が激しい
涼やかな食感が魅力のジェラートは夏のニーズが非常に高いものですが、冬になると極端に需要が下がります。そのため、一時の売上金額に一喜一憂するのではなく、年間の売上金額を見て事業計画を立てなければなりません。夏の売上金額だけを見て仕入量や人員を増やすと、赤字に陥ってしまうおそれがあるので要注意です。
競合店との差別化が求められる
ジェラートショップの競合店としては、コンビニエンスストアやサーティワンアイスクリームなどが挙げられます。これらの有名店が集中しているエリアに出店すると、顧客の確保が難しくなるでしょう。
競合他社がいなかったとしても、いつ新店がオープンするとも限りません。宣伝活動を積極的に行ったり、他店にはない魅力的な商品を扱ったりするなどして、競合他社との差別化は常に図る必要があります。
狭小地だからこそ店舗選びが重要
ジェラートショップは厨房のない狭小物件でも営業できますが、それゆえに候補が多く、なかなか絞り切れないことも。
購入後はすぐに食べなければならないというジェラートの特性を考慮して、人が立ち寄りやすい立地の物件を選ぶと良いでしょう。プロのアドバイスを受けると、店舗を選びやすくなります。
広告・宣伝活動は必須
どの営業形態であっても、新しい店舗を出す際には広告や宣伝活動を行わなければ認知は伸びていきません。かつてはビラやチラシの配布が主流でしたが、昨今はSNSを使って宣伝する方法が一般的になっています。コストと手間を考えたうえで、極力負担を省いた方法を選びましょう。
ジェラートショップ開業にドナテロウズがおすすめの理由
利益率こそ高いものの、時期によって売上の増減が激しいジェラートショップの開業では、フランチャイズへの加盟がおすすめです。なかでも30年以上もの間、日本純正のイタリアンジェラートを提供している「ドナテロウズ」には多くの魅力があります。ここではドナテロウズの3つの魅力を紹介します。
ヘルシーかつ種類豊富で他店と差別化しやすい
ドナテロウズはカロリーや砂糖が控えめな、低脂肪タイプのジェラートを提供しています。
年間250種類以上もの味を季節に合わせて展開しているため飽きることがなく、リピーターの確保を期待できるでしょう。
人気のエリアへの出店が可能
ジェラートショップの成否を分けるポイントのひとつである物件選びも、ドナテロウズはサポートしています。ショッピングモールや駅前、高速道路のサービスエリア、大学など、人が密集するエリアを中心に候補地を提示してもらえるため、認知してもらいやすく、安定した集客を望めます。
開業前からずっとサポートを受けられる
ドナテロウズに加盟する際には、直営店で2週間の研修を受けて、運営のノウハウをしっかりと身に付けられます。オープン後も戦略の確認や広告活動、新商品の情報提供といったサポートを継続的に受けられるため、困ったことがあれば何でも相談できます。
- 店舗数
- 全店3店(直営店1店、加盟店2店)(2019年4月時点)
- 開業費用
- 加盟金:1,820,000円
保証金:500,000円
内装費 6,600,000円
研修費 363,000円
什器代 440,000円
レジ、備品 550,000円
- 募集エリア
- 全国(法人のみ)
- 収益モデル
- 想定店舗坪数:10.00坪
売上:3,000,000円
ロイヤリティ:150,000円
営業利益:500,000円
人件費:770,000円
賃料:450,000円
その他経費:350,000円