プログラミングスクールの人気は上昇傾向
GMOメディア株式会社と株式会社船井総合研究所が合同で行った「2022年 プログラミング教育市場規模調査」によると、2022年のプログラミング教育市場の規模は302億円。子ども向けプログラミング教育市場においては前年比113.2%の199億円となり、順調に成長を遂げています。
2020年に小学校のプログラミング教育が必修化されたことで注目されるようになったプログラミングスクール。さらに2025年以降の大学入学共通テストでは、プログラミングを含む「情報」が教科として採用されるため、今後ますます注目度は高まっていくと予想されています。2030年には1,000億円超の規模拡大が見込まれるプログラミング市場にあって、スクールの需要はさらに高まっていくでしょう。
参照:https://www.gmo.media/archives/4324/
プログラミングスクールの開業方法
プログラミングスクールと言えば、無機質な室内に複数台のパソコンが設置されているイメージがあるかもしれませんが、実際にはさまざまな教室が存在します。授業形態も、大きくは一度に複数の生徒を指導する講義形式と、生徒一人ひとりに向き合う個別指導のふたつに分けられます。開業方法は主に以下の3つです。
自宅・教室で個人開業
開業資金を極力抑えたい人からは、自宅を教室にして開業するスタイルが人気です。パソコンを生徒自身に用意してもらうことで初期費用もさほどかからず、すぐに開業できます。
物件を借りて教室を作る場合、最初に半年分の賃料を用意しなければならないため、まとまった開業資金が必要です。内装工事や看板製作を行う際には、さらに潤沢な資金を確保しなければなりません。
オンライン
コロナ禍以降、オンライン形式のプログラミングスクールも増加しています。机や椅子を用意する必要がないオンラインスクールは、まとまった資金がなくても開業できるスタイルです。
ただし、良質な授業を行うためには、講師が使用するパソコンやカメラ、マイクなどの備品はある程度質の高いものが必要となります。その結果、開業資金がかさんでしまう可能性があります。
フランチャイズ
全国に展開している大手のフランチャイズチェーンに加盟して、プログラミングスクールを開くこともできます。フランチャイズへの加盟料や物件の取得費が開業資金として発生しますが、その金額は業者によって大きく変わります。他の開業方法よりも安価で開業できる可能性があるため、一度検討してみると良いでしょう。
プログラミングスクール開業の流れ
プログラミングの知識はあっても、開業の流れがわからないという方は少なくありません。そのような方のために、ここではプログラミングスクールの開業の流れを紹介します。
1.スクール方針の決定
一口にプログラミングスクールと言っても、対象年齢やプログラミングの種類、ロボットの取り扱い有無などによって方針は大きく変わります。途中で方向性のブレが生じないように、最初にしっかりと方針を決めておきましょう。また、開業方法も慎重に考える必要があります。戦略的な運営が開業成功のコツです。
2.資金繰りと月謝の設定
方針が決定したら、開業に必要な資金を算出して調達する手段を考えましょう。そして開業資金を回収するためには、月謝をいくらぐらいに設定すべきかを熟考しなければなりません。よほどの強みがない限り、月謝が高すぎるスクールは敬遠されてしまうため、同業他社と比較して妥当と思える金額を設定しましょう。
3.教室・教材の選定
プログラミングスクールで使用する教材は自作、または購入して用意することができます。自作のほうが安く済みますが、当然のことながら手間と時間がかかるため、自信がない方は購入のほうが無難です。
教室は開業方法や授業の形式に合わせて、必要な部屋と備品を用意しましょう。
4.集客
開業できたとしても、知名度がなく生徒が集まらなければ順調な運営を期待できません。特に最初は集客に力を入れて、一人でも多くの人に自分のスクールを認知してもらう必要があります。
集客には広告やSNS発信などさまざまな方法がありますが、正しく行わなければ誰の目にも留まらず、効果を感じられないことも。集客力に自信がなければ、代行サービスがあるフランチャイズチェーンに加盟するのもひとつの手です。
フランチャイズでプログラミングスクールを開業するメリット
フランチャイズチェーンに加盟してプログラミングスクールを開くと、集客の代行以外にもさまざまなメリットを感じられます。ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。
プログラミング未経験でも始めやすい
いちからプログラミングスクールを立ち上げるとなると、自分自身に高いプログラミングスキルが求められます。「少し知識がある程度」では、とてもスクール運営は続けられません。
しかし、フランチャイズ運営となると、少し事情が変わってきます。学習教材やカリキュラムなど一式用意してもらえるチェーンであれば、それらに則って授業を進めることができるでしょう。スクール運営のプロが選んだ教材を使用することで、選定の手間を省けるだけではなく、質の高い授業を実現できるでしょう。
開業コストを抑えられる
加盟するフランチャイズチェーンによっても異なりますが、加盟金や契約料を無料に設定しているチェーンも少なくありません。開業資金に余裕がなければ、低資金を売りにしているチェーンを選んでみると良いでしょう。リスクを抑えて運営することができます。
集客や運営のノウハウを教えてもらえる
開業を志望する方のなかには、「プログラミングの知識はあるけど、集客や運営といった経営に関する知識はない」という方も少なくありません。どんなに知識が豊富でも生徒が集まらなければ、経営は行き詰ってしまいます。
多くのフランチャイズはそうした方へのサポートを行っています。経営が心配な人は宣伝の代行や研修を行ってくれるフランチャイズチェーンを選ぶことで経営を軌道に乗せられるでしょう。
みんコレ!おすすめのフランチャイズ型プログラミングスクール
フランチャイズのプログラミングスクールのメリットと合わせて、おすすめのスクールを3つ紹介します。自分のスタイルに合いそうなスクールを探してみてください。
CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)
小中学生を対象としたプログラミングスクールを展開しているCodeCampKIDS。独自の映像教材を使用するため、プログラミングの知識が十分ではない人も始めやすい点がメリットです。教材開発および運営するうえで最低限必要な費用だけで始められるため、初めて開業する人も安心です。
- 店舗数
- 47(2023年9月現在)
- 開業費用
- 加盟金:440,000円
その他(PC、iPad、その他機器備品等):660,000円
- 募集エリア
- 全国
- 収益モデル
- 想定店舗坪数 10坪
売上:1,000,000円
ロイヤリティ:50,000円
営業利益:650,000円
人件費:300,000円
雑費:100,000円
- 【ここに注目!】CodeCampKIDSおすすめポイント
- CodeCampKIDSは、小中学生がどの地域に住んでいても、等しく良質なプログラミング学習環境に出会えるようにするために、私たちのツールを使ってプログラミングの楽しさを広めていただけるパートナー教室を募集しています。
プログラミング学習のレクチャーは映像教材に任せ、講師の皆様には教室運営に専念していただくことで、プログラミング教育のご経験のない事業者・講師の方々にも安心してスタートしていただくことが可能です。 万全のバックアップ体制で教室開校をサポートさせていただきます。
ヒューマンアカデミーロボット教室
ヒューマンアカデミーロボット教室は、全国に1,300教室以上を展開している日本最大級のロボット教室。2019年の時点で加盟教室は1,400以上、在籍者数は約24,000人を突破していて、拡大の一途を辿っています。加盟金・契約金は不要で、指導用教材セットと保証金のみでスタートできるのが魅力です。
- 店舗数
- 1,500(2020年1月現在)
- 【ここに注目!】ヒューマンアカデミーロボット教室おすすめポイント
- ヒューマンアカデミー ロボット教室は、全国に1,300教室以上を展開している日本最大級のロボット教室です。世界的にも著名なロボットクリエイター・高橋智隆先生がオリジナルキットの発案・監修をされており、お子さまの力を伸ばす習い事として、多くのご家庭に選ばれています。
また、2009年から事業をスタートしているため、運営年数や実績も他社と比較してもアドバンテージがあります。現在は、加盟教室も1,400教室を越え、在籍者数も約24,000人(2019年10月時点)を突破。さらに拡大を続けています。
開業資金もリスク小さい範囲で設定しており加盟金・契約金なし。初期費用は指導用教材セットと保証金(解約時返金)のみで始めることが可能です。
子供向けPC-ICT教室「バレッドキッズ」(旧アビバキッズ)
「アビバキッズ」としてスタートし、25年以上の歴史を持つバレットキッズ。現在は小学生から高校生までを対象に、プログラミングやタイピング、Office(Word・Excel・PowerPoint)など、ICT教育全般を展開しています。ロボットプログラミングコースもあり、独自のメソッドで子ども達への指導ができる点が魅力です。スーパーバイザーによるサポート体制が整っているため、安心して始められます。
- 店舗数
- 140(2023年6月現在)
- 【ここに注目!】バレッドキッズおすすめポイント
- 子ども向けパソコン教室「アビバキッズ」としてスタートして25年。
私たちは子どもたちの可能性を広げるために様々な取り組みをしてきました。
生徒たちが自作のPowerPointを使って自分の想いをプレゼンテーションする「子どもみらいグランプリ」(年1回開催)。
子どもたちが大人顔負けのプレゼンテーションをする姿を見て「これがパソコン教室ですか!?」と驚かれる方も少なくありません。時代の変化に合わせて、私たちはパソコンの操作スキルだけでなく、プログラミングやプレゼンテーションなどこれからの時代に必要な力を育成する子ども向けPC-ICT教室「「バレッドキッズ」となりました。
私たちはすべての子どもたちの将来に必要なICT活用力を育てることで日本の教育に貢献していきたいと考えております。
もしプログラミングスクールのビジネスが気になるのであれば、ぜひ資料請求をしたり、説明会に参加したりして、担当者の話を直接聞いてみることをおすすめします。まずはみんコレのページからチェックしてみてください。