不動産業をフランチャイズで始めると稼ぎやすい
フランチャイズで不動産業を始める最大のメリットは、大手ブランドの看板を背負ってスタートできるという点です。顧客側としては、既に知っている企業なので安心して訪れることができる、というメリットがあります。
ブランドを活用できるために集客しやすい
フランチャイズの代表例としてコンビニエンスストアを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今までひっそりと営業していた小さな酒屋さんが、CMなどで有名なコンビニエンスストアに変わり、来店者数が増えた、ということを見聞きした人もいるかと思います。
このように、フランチャイズの最大の魅力は、大手企業の知名度を借りることができるため、集客しやすい、営業しやすいという点が挙げられます。
フランチャイズに加盟するためには、加盟料の支払いや年会費、売上の何割かを支払うなどの手数料が必要です。しかし、不動産という高額な商品だからこそ、顧客はブランド力があることで安心して購入できるため、「手数料は必要経費」と考えるようにしましょう。
売買業務の場合、3,000万円の建物であれば100万円近い手数料の支払いのみで利益を出すことも可能です。
参考:実は「個人」の不動産屋!? フランチャイズ店舗の実態 | 富裕層向け資産防衛メディア
最新の不動産情報をいち早くキャッチできるため経営戦略を立てやすい
現在の不動産業界では、インターネット上で物件情報を閲覧できたり、現地まで行かなくても物件の内覧ができたりと、利用者にとってはとても便利になっています。
大手不動産会社であれば、このような情報ネットワークが充実しており、フランチャイズでもそのシステムを利用することが可能になります。
また、不動産業界同士のつながりも容易に構築することができ、情報収集しやすいメリットが考えられます。
例えば、「モデルハウス見学からの成約が増えているので積極的に見学会を開催した方がいい」といった情報を入手することもでき、具体的な戦略を共有することも可能です。
参考:不動産のフランチャイズには成功のチャンスがあります! – 小さな会社・個人事業主・起業の0から1をサポート 01ゼロイチ
不動産のフランチャイズで失敗する人、成功する人|体験談を紹介
不動産のフランチャイズで失敗する人や成功する人はどのような人なのでしょうか。具体的な体験談をもとにご紹介します。
異業種からのフランチャイズ参入で成功した事例
解体工事などリサイクル業を営んでいる経営者が、空き家問題が深刻化していることを知ってフランチャイズの不動産会社を立ち上げました。
解体業と不動産を兼ね合わせた経営戦略をとることで、大きく収益をあげることに成功します。会社はわずか2年で3店舗を展開するまでに拡大しました。
解体業のノウハウを得ているため、不動産の依頼から解体までを一括して請け負うことを可能にしたことが成功の秘訣です。
引用: 【働き方成功ストーリー】必要なのは経験じゃない! ハウスドゥ!に異業種から加盟して成功できる理由とは(法人加盟ストーリー)
フランチャイズで失敗したケース
これから独立しようと考える人は、成功例ばかりに注目しがちですが、失敗談にこそ成功のヒントが隠されています。学ぶことが多い失敗例をみてみましょう。
フランチャイズ本部のサポートを活用せずに失敗した例
大手不動産会社のフランチャイズで独立することができれば、本部のサポートを活用することができます。
不動産業界を変えたいと思い、フランチャイズに加盟した人の失敗談です。
経験者、未経験者の社員を雇って不動産会社を始め、自分で考えた運営方法を貫き、フランチャイズのサポートやノウハウを活用せずに失敗してしまいました。
不動産会社のフランチャイズに加盟する場合は、運営方法やノウハウがしっかりと確立されている本部のサポートを活用することがポイントです。
引用: 【働き方成功ストーリー】答えは始めから用意されていた!? ハウスドゥ!のFCを活用しきれなかったベンチャー企業の失敗(法人加盟ストーリー)
不動産業をフランチャイズで始める3つのメリット
不動産業を独立して始める場合、フランチャイズに加盟するといくつかのメリットがあります。個人で独立して始める場合と比較しながらみてみましょう。
参考:不動産フランチャイズとは?不動産フランチャイズのメリット
1. 実証済みのノウハウを提供してもらえるから稼ぎやすい
すでに不動産業界で実証済みのノウハウを提供してもらえる点は、独立する立場の人から見るととても助かるものです。
個人で独立した場合、運営方法や経営戦略など全てにおいてイチから自分で準備しなければならず、失敗する可能性を高めてしまうことにもなりかねません。
せっかく立ち上げた不動産の会社で失敗しないためにも、すでに確立されている本部のノウハウを上手に活用することがポイントといえます。
2. 本部からの充実したサポートで経営負担を軽減できる
IT化が進む不動産業界では、パソコンシステムや集客ツールを確立しているところが多く、すぐに運営が始められるようツールを提供してもらえる点もメリットの一つです。
個人の場合、システムの構築など最初から準備しなければならないため、莫大な費用がかかり、導入までの時間も大きく必要になってきます。
フランチャイズであれば、経営に関してのアドバイスがもらえるなど、運営していく上でのサポートも充実しているので成功しやすいといえるでしょう。
参考:多店舗展開でメガフランチャイジーへ 直近4年で300店舗!驚異的な勢いで成長中 【ハウスドゥ!】の加盟募集詳細情報
3. FC本部主催の研修や勉強会があるから早期成長を目指せる
不動産業界が初めての場合や、不動産営業などの経験はあっても経営に関しては未経験といった人が独立する場合、経営に必要な知識を得ることはとても大切です。
不動産の経営に必要な知識などは、フランチャイズ本部主催の研修や勉強会などで身に付けることが可能です。
実際に運営していく上で経営に必要な知識だけを教えてもらうことができるので、効率的に早期成長が見込めます。
個人で独立する場合は、不動産業界の知識を深めることはもちろん、経営についても自分で知識を得る必要があるため、時間がかかってしまう可能性があります。
参考:多店舗展開でメガフランチャイジーへ 直近4年で300店舗!驚異的な勢いで成長中 【ハウスドゥ!】の加盟募集詳細情報
不動産業をフランチャイズで始める3つのデメリット
不動産業をフランチャイズで始めるには、メリットだけでなくデメリットも挙げられます。しかし、デメリットについてしっかりと理解しておくことが失敗しないためにも重要といえるでしょう。
1. 毎月のロイヤリティがかかる
個人で独立する場合と違って、フランチャイズで不動産業を経営する場合には、毎月本部に売上の一部をロイヤリティとして支払わなければなりません。
このロイヤリティは売上に対して〇%と設定していることが多いため、開業初月などで売上が立っていないときでも支払いが必要です。
フランチャイズに加盟する対価として、妥当だと思えるロイヤリティ額かを見極めることが大切です。
参考:不動産会社はコンビニ化していくのか!? 東証一部上場企業が目指す先
2. 出店場所を制限される
大手不動産チェーンを利用したことがある人なら、管轄エリアが存在することを知っている人も多いでしょう。
不動産業はエリアごとに運営することが多く、本部・フランチャイズ同士で顧客の取り合いにならないよう出店エリアを制限される可能性があり、自分が希望するエリアでの出店ができないこともあります。
3. フランチャイズ後の独立開業が難しい
不動産業のフランチャイズ経営では、ノウハウや情報を流出してしまわないために、本部側から競業避止義務が付帯している場合があります。
競業避止義務とは、フランチャイズ契約が終了しても数年間は独立することができなかったり、同じ地域で不動産業を営むことを禁止したりといった制限の義務が課せられることです。
フランチャイズを経験後に独立したい、と考えている方は注意が必要です。
参考:フランチャイズ契約における競業避止義務条項 | 中小企業の法律相談
不動産フランチャイズを選ぶときの4つのポイント
大手不動産の企業は複数ありますが、フランチャイズ契約をする企業を選ぶ際はどのような点をチェックすればよいのでしょうか。フランチャイズを選ぶポイントについて解説します。
1. 加盟金やロイヤリティの支払い後、運営資金が残るかを確認する
フランチャイズ契約では、加盟金やロイヤリティなど高額な費用が必要です。それらを支払った後、従業員の給料や自分が最低限生活できる程度の給料、備品や通信費、事務所の家賃などが残るか考え、運転資金が残るかきちんとリサーチしましょう。
加盟金やロイヤリティのパーセンテージなどはフランチャイズ企業によって異なるので、複数の企業から情報を入手し、試算しておくことをおすすめします。
参考:なぜ失敗する!?不動産業の独立が難しい理由 – 小さな会社・個人事業主・起業の0から1をサポート 01ゼロイチ
2. ブラント力が高いか確認する
フランチャイズの魅力の一つである、大手企業の知名度やブランド力を活用できる点においては事前にきちんと確認しておくポイントがあります。
フランチャイズのメリットでも挙げた通り、顧客は高額な不動産を信頼できる企業から購入したいと考えています。企業のニュースや動向をチェックして、ブランド力が確かなものかを確認しましょう。
参考:レオパレス21構造欠陥問題、アパマンショップ消臭スプレー爆発、賃貸マンションは業界総出の改革が必要!
3. サポートが手厚いか確認する
フランチャイズ経営では、本部との連携がとても大切です。本部のサポート体制についてはしっかりと確認しておくことが重要です。
研修制度が充実しているか、業務支援を行っているか、必要なITシステムは整っているかといった点を確認しましょう。
不動産経営のノウハウを提供してくれるだけでは不十分と考えておくと安心です。具体的に業務の助けになるようなサポート体制が整っているかチェックするとよいでしょう。
4. 5社以上のフランチャイズ本部を比較研究する
フランチャイズ経営ができる不動産業は複数あります。1社に絞り込んで検討するよりも、複数の企業を比較して検討するようにしましょう。
同じ業種でも業態によってフランチャイズの条件は異なります。市場での独自性や業界内での地位、どのくらいの利益をあげられるかなど、様々な視点から比較検討することがおすすめです。
参考:本部の選び方|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会
資料請求はお祝い金のあるサイトを使おう
フランチャイズ契約ができる企業に一括して資料請求できるネットサービスなどを活用しましょう。
資料請求や説明会への参加など、条件を満たせばお祝い金がもらえるサイトもあります。
契約内容を吟味した上で、開業資金や運営資金にも活用できる制度を上手に利用しましょう。
参考:開業お祝い金最大30万円!みんコレ!フランチャイズで資料請求・説明会の申込をしよう!
不動産業のフランチャイズを始める7つのオススメ企業を厳選
不動産業をフランチャイズで始めるには具体的にどのような企業があるのか、をみてみましょう。加盟店舗数の多い順に紹介していきます。
1. ONE TOP HOUSE ・ YAMADA不動産
ヤマダ電機グループの総合不動産フランチャイズシステムのONE TOP HOUSEとYAMADA不動産です。フランチャイズ本部のブランド力を活用したい人におすすめの企業です。家賃や光熱費など月々の諸経費を抑えて低リスクで始めることが可能です。
また、集客に必要な広告費を抑えたい人にもおすすめです。募集エリアは全国なので、興味のある人は資料請求や説明会などに参加してみるとよいでしょう。
参考:ヤマダ不動産FC加盟店募集|住まいのコンシェルジュ ONE TOP HOUSE
2. 株式会社センチュリー21・ジャパン
加盟店舗数927店舗を誇る企業です。直営店はなく全てフランチャイズ店舗なので、現在の知名度などもフランチャイズ店舗が作り上げた功績といえるでしょう。
センチュリー21が持つ高いブランド力は集客にも効果的です。異業種から参入を考えている法人の人にもおすすめです。
ITシステムを提供してもらえるので、業務支援が手厚いフランチャイズを選びたい人にはぴったりといえるでしょう。
また、表彰制度を導入しており、他店と成績を競争し、高いモチベーションで仕事をしたい人にもおすすめです。
本部のサポートなど上手に活用すれば、収益1,000万円も夢ではありません。
3. ピタットハウスネットワーク株式会社
ピタットハウスネットワーク株式会社は、全国に約650の加盟店舗を展開しています。
本部から月に1回スーパーバイザーが派遣されるので、サポートの手厚いフランチャイズ本部を選びたい人におすすめの企業です。
また、研修や勉強制度も手厚く、未経験者の人でも安心です。他店と成績を競争することができ、好成績であれば表彰されるので、高いモチベーションを維持することが可能です。
4. 株式会社ハウスドゥ
株式会社ハウスドゥでは、募集エリアの対象が全国となりますが、出店したい場所の地域で空きがあれば開業できるシステムになっています。
業界トップクラスのノウハウを持ち、フランチャイズ本部のブランド力が強いので、開業初期から集客を狙うことが可能です。
また、不動産業で独立するには初期費用が高額になりがちですが、初期投資費用が他の事業と比較して低価格に設定され、異業種からの参入障壁も低くなっています。初期費用を抑えたい人におすすめといえます。
出店エリアや出店店舗数によっても変動しますが、収益では300~3,000万円程度を見込むことができます。
参考:【不動産サービスの全国ネットワーク】ハウスドゥ!のフランチャイズ加盟店募集
【ハウスドゥ!】の加盟募集情報詳細|資料請求|リフォーム・不動産・住宅・防犯|保険・金融|フランチャイズ(FC)
5. 株式会社LIXILイーアールエージャパン
株式会社LIXILイーアールエージャパンは、世界30カ所以上の国際ネットワークを持つイーアールエーと提携しています。フランチャイズ本部の高いブランド力や、業務支援が手厚いフランチャイズを選びたい人におすすめです。
各種研修や勉強制度、営業促進ツールの販売などサポートも手厚いので、未経験者でも安心してスタートすることが可能です。
開業資金に関しては、エリアなどによっても異なるため、気になる人は問い合わせしてみるとよいでしょう
参考:会社概要 : 会社情報 | ERA不動産Online
株式会社 LIXILイーアールエージャパンの会社情報|不動産売却・不動産査定ならHOME4U
6. 株式会社エイブル
経営戦略と店舗運営ノウハウを兼ね備えた株式会社エイブル。フランチャイズ本部のブランド力が高いため、開業初期から集客が狙えます。ロイヤリティは17万円なので、固定費を抑えてフランチャイズ運営をすることも可能です。
業務支援が手厚く、異業種からの参入など未経験者でも安心して開業できます。
開業資金としては300~600万円ほど準備しておくとよいでしょう。
参考:加盟店募集|エイブル
【エイブル】の加盟募集情報詳細|資料請求|リフォーム・不動産・住宅・防犯|保険・金融|フランチャイズ(FC)
7. 物件王
物件王では、新規参入の際に必要な「不動産業実務支援」「集客用ホームページ」「物件・顧客管理システム」がそろった業界初のサービスです。研修や勉強制度、業務支援などが手厚いので、安心して開業することができます。
本部からITシステムやWebサイト、顧客の行動管理アプリを提供してもらうことが可能です。
ロイヤリティが低めに設定されているため、固定費を抑えてフランチャイズ運営をしたい人におすすめです。
まとめ
不動産業界で独立を考えている人は、フランチャイズで始めてみるのがおすすめです。様々な点で制限があるというデメリットはありますが、稼ぎやすかったり、すでに確立している本部のシステムを活用することができるので、始めやすいというメリットが魅力です。
フランチャイズを利用し、不動産業界で独立して順調に利益を上げていけば自分の店舗数を増やすことも可能になります。大きく収益を増やしたい、事業を拡大したいという人におすすめです。
複数のフランチャイズ本部を比較検討して、自分に合ったフランチャイズ企業を選ぶようにしましょう。