ベンチャー企業（ベンチャービジネス）

カテゴリ：起業・独立・開業・経営戦略

ベンチャー企業（ベンチャービジネス）とは、新しい技術や高度な知識を活用して、創造的・革新的な経営を展開する企業（ビジネス）のことです。

ベンチャー企業とスタートアップ、中小企業が同一視されることがありますが、それぞれ意味合いとしては違うものになります。中小企業は中小企業法でその定義（社員数などの規模や資本金などの要件）が定められていますが、ベンチャー企業の場合はそのような規模などの定義はなく、新しい技術やサービスによってビジネスを展開する企業のことを指します。そのため、会社規模が大きかったり、大企業から派生したベンチャー企業も含まれます。

対してスタートアップは、起業して間もない企業を指し、「短期間で急成長しようとしている企業」という意味合いでも用いられます。

ベンチャー企業では、ビジョンや革新性が重視されるため、働く社員は「自由裁量」で業務を行えることが多いのが特徴です。他の一般企業と比べると社員それぞれに任される裁量が大きく、自分の意思で比較的自由に業務を遂行することが可能です。反対に、資金繰りが困難となることが多いことや倒産のリスクが高いことがマイナスの特徴として挙げられます。銀行やベンチャーキャピタルからの資金調達が困難で、そのことが理由で事業に投資することが出来なくなり、倒産の危機に追い込まれることもあります。

近年起業する企業は、ベンチャーの要素を持つ企業が多く、若くして革新的なビジネスを立ち上げる若手起業家も見受けられます。また、社会的な問題や地域の課題、困り事を解決するといったソーシャルビジネスを行なうベンチャー企業も存在します。これからの日本経済をリードする、支えていくためにもベンチャー企業が果たす役割は重要なものとなっています。

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