【1/24】主要コンビニ各社で「成人向け雑誌」の販売が中止
日本の大手コンビニエンスストアチェーンは相次いで「成人向け雑誌」の販売を中止することを発表しました。
1月21日にはセブンイレブンが成人向け雑誌の販売を2019年8月末までに全国2万店超の店舗で原則的に中止すると発表し、ローソンも2019年8月末までに全国の1万4,000点余りの全店にて原則成人向け雑誌の取り扱いをやめると発表しました。
22日にはファミリーマートも全国のすべての店舗において販売を取りやめると発表しました。ファミリーマートは「すでに昨年4月から直営店を含む約2,000店舗で取り扱いを中止しておりましたが、これをさらに拡大します」としており、これまで多くのフランチャイズ加盟店では成人誌を販売するかどうか事業主の判断に任せていましたが、すべての店舗で販売を取りやめる決定をしました。
この決定に至った背景について「女性やお子様のお客様に安心してお買い物をしていただける店舗づくりをさらに進めるとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪万博等の開催を控え、訪日外国人が大幅に増加していることなどを踏まえ、中止することといたしました」と説明しています。
同じくフランチャイズでコンビニを展開するミニストップではすでに昨年からすべての店舗で成人向け雑誌の販売が中止されています。
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会のガイドラインによると、「成人向け雑誌」とは、「各都道府県青少年育成条例等で定められた未成年者への販売・閲覧等の禁止に該当する雑誌およびそれらに類似する雑誌類」とされています。
日本のコンビニエンスストアの雑誌コーナーから成人向け雑誌が徐々になくなっていくことになりそうです。大手の主要コンビニが相次いで同じような決定をしたというのは興味深いですね。もしかしたらフランチャイズの加盟店によっては販売を続けたい店舗もあるかもしれませんが、今回の決定がコンビニの売り上げにどう影響が出るのか気になるところです。