【11/30】全国に不動産事業をFC展開するハウスドゥが、新たに「賃貸保証サービス」を開始

全国で不動産事業を展開する、ハウスドゥ(東京都千代田区、安藤正弘代表取締役社長)が、12月1日から新しいサービスを提供することが明らかになりました。それは、「賃貸保証サービス」といい、家賃滞納時に物件の家主や不動産会社に家賃を立て替えて支払いをするサービスです。まずは直営店管理物件を中心にサービスを提供し、徐々に加盟店へのサービス展開を進めていく方針です。
このサービスの背景にはいくつかの要因があるようです。一つ目に、2020年に施行予定の連帯保証人の保証極度額の契約書記載の規定のために警戒心が高まり、保証会社を利用する契約者の増加が見込まれることです。二つ目として挙げられるのは、外国人労働者の増加です。政府の外国人労働者受け入れ拡大の中、外国人労働者は増える一方ですが、連帯保証人が見つかりにくい外国人にとっては賃貸物件を借りるのは難しい問題といえるでしょう。さらに、増加傾向にある高齢者に対する賃貸借契約の問題もあります。こうした背景を考えると、「賃貸保証サービス」の需要は大きく、利用の拡大が見込まれそうです。
今回新たにスタートする「賃貸保証サービス」では、連帯保証人に代わってハウスドゥが賃料を家主や不動産会社に立替払いを行うため、連帯保証人なしで賃貸借契約を行うことができます。そのため家主や不動産会社にとっては、家賃滞納のリスクを軽減できるというメリットにつながります。
ハウスドゥは現在、全国に565店舗(うち548がFC店舗)もあるフランチャイズ経営の不動産会社です。今後「賃貸保証サービス」が多くの店舗で拡がりを見せていくことにより、「貸やすく借りやすい」賃貸物件が全国に増えていってくれることでしょう。
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